小銭貯金で「100万円」を達成! 銀行に預けるのは「手数料」がもったいない?“お得な預け方”もあわせて解説
財布のなかにある小銭を貯め続けていたら「いつのまにか100万円を超えていた」という人もいるのではないでしょうか。その際に、貯まった小銭を銀行などの金融機関にどうやって入金すべきかわからないという人もいるかもしれません。 本記事では、貯まった小銭の銀行へのお得な預け方を解説します。預け方によっては手数料に大きな差が生じるため、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
小銭貯金とは
まずは小銭貯金とは何かを、簡単に説明します。小銭貯金とは、日常で使い残した硬貨を集めていく貯金方法です。 例えば、買い物をしておつりで戻ってきた小銭を、自宅に帰ってから決められた箱や貯金箱に入れていきます。特別な計画を立てなくても、自然とお金が貯まるのがこの方法のメリットです。 少しずつでも小銭貯金を続けていけば、気が付くと意外と大きな金額になっており、ちょっとしたボーナス気分を味わえます。仮に、毎日100円を貯金箱に預けた場合、10年で36万5000円貯めることが可能です。これが毎日300円の場合は100万円になります。
貯めた小銭のお得な預け方
では、この貯めた小銭をどのように銀行へ預けるかがポイントになります。これは、入金方法によっては手数料が発生する可能性があるからです。ここからは、貯めた小銭のお得な預け方を解説していきます。 ◆手数料のかからない銀行ATMに入金する 1つ目は「手数料のかからない銀行ATMに入金する」です。1度に入金できる枚数は100枚までと定められていることが多く、銀行ごとで手数料も異なるため、入金する際は事前に確認してから利用することをおすすめします。 ATMを利用して入金する際に発生する手数料を、主な金融機関ごとにまとめました(図表1、図表2、図表3)。
<図表1> ゆうちょ銀行 ATM硬貨預払料金の新設・ATMでの硬貨取扱時間帯の変更より作成
<図表2> 三菱UFJ銀行 その他手数料より作成
<図表3> 三井住友銀行 【ATM】硬貨を伴う入金、出金、振込はできますより作成 このように、ATMから入金する場合はゆうちょ銀行以外の銀行を選択したほうが手数料は抑えられそうです。ただし、1回に預けられる枚数は100枚までに制限されているため、それ以上の硬貨を所有している場合は数回に分けての入金が必要です。 仮に100円硬貨が500枚ある場合、5回に分けて入金する必要があり、かなりの手間を要してしまいます。 ◆あまり時間をかけられない人は窓口で入金も 前記のとおり、大量の硬貨を保有している場合はATMでの入金は1回で完了できません。そのため、普段なかなか時間の取れない人の場合は窓口での入金をおすすめします。 枚数によっては手数料が発生するものの、銀行の窓口なら1度に多くの硬貨を入金することが可能です。時間の節約にもなるため、忙しい日常を送る人にとっては有効な選択肢となるでしょう。 窓口を利用して入金する際に発生する手数料を、主な金融機関ごとにまとめました(図表4、図表5、図表6)。