今回のAKB48選抜総選挙 卒業生の出場資格ナシは何故?
アイドルグループ「AKB48」のシングル曲の選抜メンバー決める「AKB48選抜総選挙」が、今年も開催されることが発表された。昨年にフジテレビ系で放送された特別番組は瞬間最高視聴率32.7%、平均視聴率も20.3%を記録(※ビデオリサーチ社、関東地区調べ)するなど、近年は社会現象にもなっている「AKB48選抜総選挙」。開票イベントは、6月7日に東京・調布の味の素スタジアムで行われる。 ■“公式ライバル”の『乃木坂46』の生駒も参戦!? 今年で通算6回目を迎える総選挙だが、順位によって以下が選出される。 ・「選抜メンバー」(1~16位) ・「アンダーガールズ」(17~32位) ・「ネクストガールズ」(33~48位) ・「フューチャーガールズ」(49~64位) ・「アップカミングガールズ」(65~80位) 「アップカミングガールズ」は、今年から初めて選出されることに。また、昨年から導入されているメンバーによる立候補制は今年も引き続き採用された。 最近のAKB48グループといえば、元メンバーの前田敦子とともにグループを引っ張ってきた2期生の大島優子の卒業発表をはじめ、全国47都道府県から新たなメンバーを募る「チーム8」構想、期間限定で30歳以上のメンバーを募集する「大人AKB48」プロジェクト、先月の大組閣祭りで発表されたアイドルグループ「乃木坂46」の生駒里奈の「AKB48」との兼任(チームB)など話題は尽きない。 ■見送られた“卒業生”の立候補 そんな中、今年の総選挙も前田や大島、「HKT48」の指原莉乃に続き、誰がセンターの座をゲットするのかをはじめ、選抜メンバーの顔触れや世代交代など見どころは盛りだくさんだが、その一方で気になるのは、昨年採用された卒業生の出馬が今年は見送られたことだろう。 前回の総選挙ではAKB48グループに4年以上在籍していたことを条件に卒業生にも門戸が開放され、元「AKB48」の平嶋夏海が62位にランクインを果たしたが…。 ■各グループでニューヒロインが誕生 芸能評論家の三杉武は分析する。 「前回の総選挙以降、ここ1年間のAKB48グループを見ていると、世代交代が着実に進んでいる印象です。平均年齢18.1歳の“じゃんけん選抜”が歌唱を担当し、昨年12月に発売された『AKB48』の34枚目のシングル“鈴懸なんちゃら”もミリオンを達成していますし、国内グループとしては最後発となり、メンバーの平均年齢がもっとも低い『HKT48』も九州ツアーを成功させたり、新曲が音楽チャートで1位に輝くなど勢いがあります。『AKB48』で言えば、11期生の川栄李奈さんがバラエティー番組で注目を集めたり、“三銃士”と呼ばれる14期生の小嶋真子さん、西野未姫さん、岡田奈々さんも露出を増やしていますし、『SKE48』や『NMB48』、『HKT48』にも次世代を担う期待の新星がたくさん誕生しています」