プロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に上場したEC支援・D2Cの「メディエア」とは
EC支援とヨガウエアのD2C事業を手がけるメディエアは6月7日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に上場した。
メディエアはECコンサルとEC運営代行事業を中心に、ヨガウエアのD2C事業などを展開している企業。従業員数は4月末時点で15人、平均年齢は37.2歳。 EC運営代行では、ECサイト構築から運用・分析コンサル・販促活動・商品の発送業務・代金回収までを手がける。ECコンサルでは、自社ECサイトとモール店のサイト構築、運用、分析コンサル、販売活動を支援する。 D2C事業では、自社商品や仕入商品を自社ECサイト「LITHEE」「Athlegue」で販売している。自社ブランドとして2021年10月から、D2Cヨガウェアブランド「LITHEE」を展開している。 2002年にインターネットラジオを通じた音楽配信事業からスタート(現在は撤退)。Web制作業務やECコンサルティングサービス、自社EC事業、EC運営代行サービスと領域を広げていった。2022年10月にはウェブマーケットコミュニケーションズからECコンサル事業を譲受している。 2023年9月期業績はEC支援先企業の売り上げが好調に推移し、ヨガウエアの販売が好調だったことから売上高は前期比12.4%増の4億9120万円だった。営業利益は同145.2%増の5319万円、経常利益は同120.8%増の4876万円、当期純利益は同150.0%増の3519万円。事業別の内訳では、EC支援サービスが同11.5%増の4億6426万円、D2C販売が同29.4%増の2694万円。 主要な販売先としては、イッセイミヤケ、フジテレビ系の映画・ドラマなどの制作会社FILM、「QUICK SILVER」や「DC SHOES」といったブランドを擁するボードライダーズジャパンが名を連ねている。 メディアエアでは今後、アライアンスやスタートアップブランドのM&Aを通じたD2C事業の拡大や越境EC分野の新規サービス追加を検討している。