『光る君へ』周明は本当に死んだの?「伝えたいこと」とは何だった?あの人が明快に語った真相とは…視聴者「血色良い」「回想シーンは何かのフリ」「最終回でチラリ登場」
◆松下洸平さんのインタビューによると… その後、まひろと隆家の会話を経て挿入された回想シーンでも、海辺に横たわったままだった周明。 しかし、それでもその生死がはっきりしないままだったこと、そしてわざわざ回想シーンまで入ったことから、ネットでは周明の生存を期待する声が…。 たとえば「回想での周明、血色が良い。そもそもこのシーンを入れる意味は? やっぱり生きてるんじゃないか」「一瞬の回想シーンは何かのフリ! とすがる願いを覚えてしまったのは私だけではあるまい」「私にはわかる。最終回で太宰府にて貧しい人達に医術を施す赤ひげ周明先生のシーンがカットインするんだ…」といった声が見られていました。 そんななか、NHKの『光る君へ』公式HPにて周明を演じた松下洸平さんのインタビュー(周明役 松下洸平さん ~今度こそ伝えたかった 特別な想い)が公開。実はそこに視聴者の疑問を回収するような内容が明快に記されていました。
◆松下洸平さんのインタビューによると… その生死については「『まひろを助けて死んで、そのまま置き去りになるよ』と演出部から聞いて、『あ、置き去りになるんだ』とは思っていた」。 さらに周明がそのうちに秘めていたであろう想いについては「今度こそ自分の想いを伝えたいと思ったのではないかと思います。お互いにいい歳(とし)ですし、具体的にどうなりたいとかではなく、特別な想いがあることを伝えたかったのだろうなと」と伝えていらっしゃいました。 ちなみに回想シーンを見直してみると、副音声も流れていて<浜に無数の死体。岩場であおむけに倒れた周明。胸に突き立つ矢が海風に震える>との解説もなされていました。 しかし、あくまでドラマ内ではハッキリ述べられていない以上、最終的な生死の判断については視聴者それぞれに委ねられる、とも言えそうです。 大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。 彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。 脚本は大石静さんが担当しています。
「婦人公論.jp」編集部
【関連記事】
- 『光る君へ』最終回予告。「よろしいかしら」と道長の前に立つ倫子と舌を出す明子。年を重ねたききょうとまひろが笑い合う。そして最期の時を迎えた道長を前にまひろが語るのは…
- <黒光る君>こと実資「命をかけた彼らを軽んじるなどあってはならぬ!」に視聴者感嘆「今や<実資様が芸人してる>に…」「先の戦争から80年は現代も同じ」「『光る君へ』のMVP」
- 隆家たちの活躍で「刀伊」を撃退するも、都では…『光る君へ』で竜星涼演じる隆家とロバート秋山演じる実資の交流から<道長時代に生じた一抹の不安>を読み解く
- 『光る君へ』6年前の夜の会話を皆の前で披露した道長。まひろが目をきょろきょろさせるのも当然、その夜は…視聴者「当の娘の前で(笑)」「そりゃそうなる」「いとと乙丸の切ない顔よ」
- 大河『光る君へ』脚本家・大石静「執筆中に訪れた夫の死を噛みしめるのは、ドラマを書き上げてから。〈平安時代に関する思い込み〉を変えられたら」