阪神・淡路大震災からまもなく30年 遺族代表が思い語る「経験や教訓を語り継ぐことが大事」
読売テレビ
阪神・淡路大震災からまもなく30年です。今年の追悼行事で遺族代表を務める男性が会見で思いを語りました。 神戸市の東遊園地で行われる追悼行事「1.17のつどい」で、今年の遺族代表を務めるのは、当時小学2年生だった長谷川元気さん(38)です。長谷川さんが暮らしていたアパートは1階部分が崩れ、父親と1つ年下の弟は助かりましたが、母親と1歳だったもう1人の弟が亡くなりました。 長谷川元気さん 「30年という節目というふうに言われますけど、31年、32年と続いていったときに、経験や教訓を振り返って引き継いでいくという機会がどんどんなくなっていくのかなと。語り継いでいく、引き継いでいくということは、これからとても大事なことなんじゃないかなと」 また、神戸市では震災の知識や経験を継承するため、1年目の市の職員に向けた研修が行われ、OB職員が当時の体験を語りました。神戸市では震災後に採用された職員が7割を超え、研修などを通じて教訓を継承し、災害時の対応につなげたいとしています。