シャープ15年度第3四半期決算発表(全文3)液晶だけでなく本体への出資検討
鴻海のほうに多くのリソースを割いているということは?
司会:それでは、再びここ東京会場よりご質問をちょうだいいたします。お時間の関係で、できる限りお1人さま1問でご協力をいただければありがたいと存じます。よろしくお願いいたします。 それではこちらの2列目の一番前の方ですね。2列目です、1列目の2番目のブロックの方ですね、はい、男性の方、お願いします。 共同通信:共同通信、ナカオと申します。ありがとうございます。1問お願いします。先ほどシャープとしての要望の中で、従業員の雇用の最大化や、生産地も含めて2つの会社には求めていくというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、これさはさりとて、例えば鴻海さんですとアセンブルをアウトソースするですとか、そういったところで、国内工場とか国内の取引先みたいなところの影響が少なからず出てくると思われます。さらにそのJDIとの協業ということに関しても、例えば中国等々の液晶の生産能力が高まってくる中で、生産能力の国内の縮小といったものも検討課題に上がってくるかと思うんですけれども、そういったところ、社長としてどういうふうに捉えられてますでしょうか。 高橋:まず鴻海さんの場合のご質問ですね、実は取引先、お取引先いうのは決してアッセンブルをしていただいてるとこだけじゃなくて、いろんなとこありますよね。部品供給していただいているところとか、ベンダーさんですよね。あるいは一部、シャープの工場の中でいろんなことをやっていただいているとか、いろんなケースあると思います。これは別に鴻海さんだけではなしに、両社、両方のお会社の人たちにお願いしてる1つとして、現在のシャープのお取引先を優先してほしい、あるいは大切に扱ってほしいということで、ご了解をいただいております。 で、もう1つのJDIさんの話ですが、私どもシャープもそうですけれど、ほとんど中国とかでやってますのはシャープの中、あるいはアウトソースを含めて、後半のアセンブル工程でございますので、それに対してはいまでも国内工場でやってるいうのは、非常に少ない部分になっておりますから、影響はないんじゃないかなというふうに考えております。 司会:はい、よろしゅうございますか。それでは一番奥のブロックの一番前の方ですね、はい、お願いします。 ウォール・ストリート・ジャーナル:すいません、ウォール・ストリート・ジャーナルのモチヅキと申します。よろしくお願いいたします。先ほどその鴻海さんと、産業革新機構さんの件で、優先交渉権等々は与えていないと、ただその鴻海さんのほうによりリソースを割いているということだったんですけど、ごめんなさい、ちょっと日本語が難しくて、もうちょっと易しい言葉でもう一度教えていただければと思うんですけども、よろしくお願いいたします。 高橋:リソースをたくさん割いているっていうことかと思います。こちらがご質問したことに関して、いままさにいろんなご回答をいただいて、それの検証に、あるいは分析に人がかかるというのの、比率がいま、鴻海さん、現時点ではですね、が高くなってるということです。やっぱり作業を伴うもんですから、相当な人力が要るようなところでございますので、そういう表現をしたわけでございます。 司会:はい、マイクを戻していただけますか、質問者の方に、あ、いまの方に。 ウォール・ストリート・ジャーナル:すいません、そうするとただ単に鴻海さんの提案のほうが、たぶん書類的に厚くて見るのに時間がかかるからリソースを割いているということなんですか。どうなんですか。 高橋:時系列的な問題もあると思いますので、何ページ対何ページとかそういう話ではもちろんないですし、別にその書類上だけじゃ無理ですよね。ほかの実際の状況も調べないといけないですから、そういう意味でリソースが要る作業と要らない作業いうのは、当然ございます。あるいは要らないっていうのはないですけど、リソースがたくさん必要な作業とそうじゃない作業いうのは当然ございますので、今、現時点ではそういう状況で鴻海さんのほうにリソースが多く割かれてるということを申し上げたわけです。 司会:よろしゅうございますか。はい、手、挙がってる今のブロックの3列目の女性の方ですね。