なぜ?ドジャース世界一かかる一戦でキャリア初先発の新人25歳抜てき 指揮官「競争心が高く…」
◇ワールドシリーズ第4戦 ドジャースーヤンキース(2024年10月29日 ニューヨーク) 【写真あり】初回にはヤ軍ファンが蛮行…ベッツが右邪飛キャッチも腕つかみ… 世界一に王手をかけているドジャースは29日(日本時間30日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ第4戦の先発にベン・カスペリアス投手(25)を抜てきした。 対戦成績3勝0敗で迎えた第4戦、ドジャースは今ポストシーズンで複数回行ってきた救援投手で細かくつなぐ「ブルペンデー」を実施する。 先発に抜擢されたのは今年8月にメジャーデビューしたばかりの新人右腕・カスペリアス。レギュラーシーズン登板はわずか3試合で先発はなく、救援で計8回1/3を投げ2勝0敗、防御率2・16。ポストシーズンに入っては3試合に登板し、計4回1/3を投げ1勝0敗、防御率0・00。ワールドシリーズは初登板となる。 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)でワールドシリーズでキャリアを通じて初めて先発するのは、2021年のワールドシリーズ第4戦でアストロズ戦に先発したディラン・リー(ブレーブス)以来、史上2人目となった。 デーブ・ロバーツ監督は試合前会見でカスペリアスを先発に抜擢した理由について「ベン(カスペリアス)は競争心が高く、コネチカット出身の男。チームメートが彼を受け入れるにふさわしい素晴らしい仕事をしている」とし「私は彼の変幻自在の投球が好き。彼は良いものを持っている。私は彼が良いパフォーマンスをするだろうと思う」と期待を寄せた。 そして「彼は(ワールドシリーズの雰囲気に)あまり圧倒されることもないだろう。これは素晴らしい機会であり、一生忘れられないものになる。彼の不安を増大させる必要はないので、私は彼を放っておいている」と過度な重圧を与えないため、あえて気にかけないようにしたと語った。 カスペリアスは初回、ソト、ジャッジに連続四球を与えたが後続を打ち取り、無失点で切り抜けた。 2回は1死からボルピを四球で歩かせ、続くウェルズに二塁打をあび一、三塁にすると、バードゥーゴの一ゴロの間に三塁走者・ボルピの生還を許し失点。それでもトーレスを右飛に打ち取り、最少失点で切り抜けリードを死守。2回1安打1失点で、3回からはハドソンに後を託した。