peco「ジロジロ見られるのは快感」自分が一番だった私が「絶対ryuchellとの子は愛おしい」と思えた瞬間
10代の頃からファッションモデルやタレントとして活躍してきたpecoさん。子どもの頃から強いこだわりを持っていたファッションのこと、ママになった今も変わらないことを聞かせてくれました。(全4回中の1回) 【画像】超おませ!5歳のキュートなpecoさんからカリスマ性を感じる女子高生時代の写真まで(全14枚)
■「かわいい私を見て」中学時代から毎日ブログでファッションを発信 ── モデルデビューのきっかけを教えてください。 pecoさん:私の場合は、完全にSNSから始まりました。もともとファッションが大好きで、中学2、3年生からブログを毎日書き続けていたんです。息子を妊娠していた22歳まで、365日欠かさずに、ファッションのことをたくさん書いていました。そのうち、X(旧Twitter)やInstagramを見てくださる方がどんどん増えて。
私はとにかく原宿に行きたくて、18歳の頃に大阪から上京したのですが、SNSのフォロワーが多いと注目されて、少しずつ雑誌のスナップ撮影、その後はメディア出演にも呼んでいただけるようになりました。 ── 当時からとにかくかわいかったです。 pecoさん:ありがとうございます(笑)。ブログやSNSに自分のファッションを載せるのはほぼ自己満足だったし、今でもそうなんですけど、ただただ「かわいい私を見て」っていう気持ちだったんですよね。
というのも、3歳とか4歳くらいのときからずっと、まわりとおんなじ格好をすることが何よりも苦痛で。 小学校のときも、仲のいい女の子のお友だちと文房具をおそろいにしたり、図工の時間に「ひとつのテーマで絵を描きましょう」と先生から言われて「一緒にネコを描こう」となったり…そういうのが本当に嫌だったんです。「なんで一緒にするの?」って。 お年頃の女の子ってだいたい同じ道を通るのかなと思うのですが、私は同じファッションで外を歩くなんて絶対に嫌で、中学校に入ってからも、みんなと同じ表現をするという感覚が耐えられませんでした。
とにかく「自分だけが違っていたい」とずっと思っていました。だから、逆に私と似た格好をしている人がいなくて、地元の駅とかで電車を待っていてもジロジロ見られるんですよ。でも、まったく嫌じゃなくて、むしろ快感!みたいな。「ほら、かわいいでしょ?」っていつも思っていたんです。 ただ、「同じような感覚の人ってほかにはいないのかな」と、あきらめのようなものは感じていたんだと思います。 でも、SNSでファッションを載せていったことで、「私と同じ感覚の人がいる!」ってすごくわかって。それで「原宿に行きたい」って思ったのですが、原宿に初めて降り立ったときは、「ここは、私がいるべき場所だ」ってすごく思いました。