peco「ジロジロ見られるのは快感」自分が一番だった私が「絶対ryuchellとの子は愛おしい」と思えた瞬間
うちは母が完全な専業主婦で、家に帰ってきたときや自分が母を求めたときは、「絶対にお母さんがいてくれる」という環境で育ったんです。「私もそういうふうに育てたいな」とずっと思っていて。「ママだからそうしなきゃいけない」「パパは外で働かなきゃいけない」という考えではまったくなくて、たまたま私は、出産したらお仕事よりもママであることを優先したかったし、ryuchellは「お仕事を頑張りたい」って思ってくれていたので。
産後、たまにお仕事をさせていただくことがあったのですが、1歳になるまで完全母乳だったので、最初のうちはお仕事に一緒に連れて行かせてもらっていました。合間に授乳をしつつ、大阪から母を呼んで息子を見てもらっていたのですが、私を見つけたときの息子のあの顔といったらもう…。0から100になったみたいに瞬間で輝く笑顔を見せてくれたのが、本当にかわいくてかわいくて(笑)。 ── 息子さんのかわいい笑顔とpecoさんのうれしそうな表情が思い浮かぶようです。
pecoさん:近頃は5歳になりスクールに通っていることもあって、私と何時間かぶりに会っても「やっほー」って感じになりましたけど(笑)。それでもやっぱり、私を求めてくれる瞬間は、今でもめちゃくちゃあるし、「ママがいい」って言ってくれるとすごくうれしいです。 PROFILE pecoさん タレント・ブランドプロデューサー。大阪府出身。10代から80年代頃のアメリカンカルチャーを取り入れたファッションで注目を集める。SNSのフォロワーは、Instagramは250万人以上、X(旧Twitter)は90万人以上。2月1日には、初めてのエッセイ『My Life』(祥伝社)を発売した。
取材・文/高梨真紀 画像提供/peco
高梨真紀