JRAがスマホの不適切使用に3つの再発防止策 金属探知機の利用も検討
JRAは28日、都内の同本部で小林勝太騎手(22)=美浦・小野=と、松若風馬騎手(29)=栗東・音無=の第2回裁定委員会を開催し、それぞれの処分を決定した。前者はスマホの不適切使用と、2台保有して1台を調整ルームに持ち込むなど、重大な非行があったものとして10月8日から25年10月7日までの1年間の騎乗停止に、後者は道路交通法違反容疑(酒気帯び運転および物損事故)で8月3日から25年2月2日までの半年間の騎乗停止処分が決まった。 スマホの不適切使用について、JRAは3つの再発防止策を説明した。 (1)調整ルーム入室の手荷物検査。 競馬場、トレセンの調整ルームに入室する際に実施する。 (2)土日で異なる競馬へ移動する騎手、トレセンから開催日当日の朝に競馬場へ移動する騎手へのスマホの履歴の検査。 これは競馬場の調整ルームの到着時に行う。 (3)調整ルームの各騎手の居室の検査。 職員が各居室に立ち入って抜き打ちで行う。なお、手荷物検査や居室検査に関しては、金属探知機等の検査機器も利用も検討しており、来月以降の実施を予定している。