宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見(全文1)これが終わりではない
QRコードを使った追跡システムを5月中に開発
そしてもう一段、どうしてもこのクラスターが現実に発生した施設、これはカラオケであったりライブハウスであったり、夜の接客を伴う飲食店、現実にクラスターが発生した施設については、もう一段の慎重な措置を取らさせていただきたいというふうに思います。来週29日には最終の、もう一度判断をいたしますが、そのときまでに、現在も進めていただいてますが、感染症のいわゆるガイドラインであったり対策と、今、われわれではいろんな高機能の換気扇の補助制度だとか、あるいはQRコードを使った追跡システムというのもこの5月中に開発をします。そういったクラスターが発生した施設については5月29日まで休業の要請をお願いいたしますが、なんとかそこまでに感染症対策、100%はもう無理です。100%じゃなくて、これはもう僕は構わないと思ってるので、ただ、過去に学んで、なんとか感染症対策を取りながら事業が成り立つということを一緒に模索していきたいと思いますんで、もう一段のご協力をお願いしたいと思います。 それでは今日の発表について詳細説明をさせていただきます。まず区域については大阪府全域。そして日にちについては先ほど申し上げました、まだクラスターの発生した事業者の皆さんに休業要請をお願いしていますので、5月29日までの措置とさせていただきます。中身ですけれども、まず府民の皆さんへのお願い。外出についてですが、接待を伴う飲食店などクラスターが発生したところについては引き続きご利用を控えていただきたいと思います。ただ、3密を避けて、もう外出はしないでくださいというふうには言いませんので、これからは外出はしていただいて、ただ、3密を避ける、それからマスクをするだとか距離を取るだとか、そういった感染症対策にお1人お1人が留意していただいて外出をしていただけたらというふうに思います。
レジャーで府県をまたぐ移動は29日まで控えて
それから、これも29日までですが、今、全国的に府県をまたいだ移動というのはやめましょうというのも、安倍総理もおっしゃっています。これは全部というのは無理だと思います。例えば孫に会いに行くだとか、和歌山から出て大阪の百貨店に買い物に行くだとか、僕はそういうところはもう全然大丈夫だというふうには思っています。ただ、やはり全国的にこの府県をまたいだ移動というのはできるだけ控えようというのが大きな国の方針でもありますので、例えばレジャーとか旅行とか、そういった形で府県をまたいでこられるというのは、29日までできればお控えをいただきたいと思います。 それからイベントの開催についてですが、これもまだ本日現在では東京、関東圏、そして北海道、まだ緊急事態宣言が解除されていません。ですので全国規模のイベントについては控えていただきたいと思います。これは先ほど総理も会見がありましたが、25日に解除するかもしれませんとおっしゃってましたんで、そこも含めて29日に再度、判断をしたいと思います。中小規模のイベントについて、これは人数なんかも明記していますが、屋内では100人、屋外では200人以内ということの一定の基準を作ってますが、それを超える大規模なイベントについては29日まではお控えをいただきたいと思います。ここは全国の緊急事態宣言がどうなるのかということを踏まえて29日に再度、判断したいと思います。 そして施設の使用については、先ほど概要は申し上げたとおりですが、次に詳しく説明いたします。次のページを。まず社会生活を維持する上で必要な施設については、もう基本的に全て休業要請を解除です。飲食店についても時間制限も解除をいたします。ただ、飲食店は不特定多数の方が出入りしますので、この5月中に大阪のQRコードを使ったコロナ追跡システムという、このシステムを開発します。これはもう簡単にそれぞれのお店でQRコードを取得できて、そして利用者がそれを記録することで、メールアドレスだけわれわれが取得をする。もしそこで陽性者が出たら注意喚起をする。つまりこれからの大きな考え方として、コロナは、これはもう出ますと。これからも出ます。出たときにできるだけ早く抑え込んでいきましょうと、そういうスタンスで進めていきたいと思いますので、ぜひご活用をお願いしたいと思います。