【2024年8月 日本の出来事を振り返る】岸田首相の退陣表明、南海トラフの注意情報、相次ぐ台風…ざわつく1カ月だった
日経平均株価が「ブラックマンデー」の下落幅を上回る暴落。宮崎県沖の震度6弱の地震で初めて南海トラフの「巨大地震注意」の臨時情報。岸田首相が退陣を表明しるなど不穏な8月。救いになってくれたのはやっぱり大谷翔平選手。大リーグ6人目の1シーズン40本塁打・40盗塁達成など酷暑が続いた8月の主な出来事を振り返る。
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厚生労働省の専門部会が米の製薬会社イーライリリーのアルツハイマー病新薬「ドナネマブ」の製造販売承認を了承した。昨年実用化されたエーザイなどの「レカネマブ」に続き2例目。
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原子力規制委員会は、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の新規制基準への適合性審査で、「不適合」とする方針を決めた。東京電力福島第1原発事故後にできた新規制基準では、活断層の上に原子炉建屋など重要施設の設置を認めていない。不適合は初めてのケース。
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米軍厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県)向かっていた米軍のヘリコプターが神奈川県海老名市の田んぼに不時着。けが人はなかった。
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日経平均株価の終値が前週末比4451円28銭安の3万1458円42銭に暴落。「ブラックマンデー」の下げ幅(3836円48銭)を超え過去最大となった。 パリ五輪の体操男子種目別の鉄棒で岡慎之助選手が金メダル。団体、個人総合と合わせて「三冠」達成した。種目別の平行棒でも銅メダルを獲得。
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宮崎県沖を震源とする地震で最大震度6弱を観測。気象庁は初の「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、警戒を呼び掛けた。
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原爆投下から79年目の平和祈念式典で、長崎市はイスラエルを招かず、米英などG7の6カ国とEUの大使は欠席した。
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パリ五輪で陸上女子やり投げで北口榛花選手が金メダル。陸上の金メダルは2004年アテネ大会の室伏広治さん(ハンマー投げ)、野口みずきさん(マラソン)以来、20年ぶり。
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パリ五輪が閉幕。日本選手団は海外開催五輪で最多の金メダル20個を獲得。銀12、銅13を加えたメダル総数45も、海外開催五輪で最多。