<海に眠るダイヤモンド>神木隆之介、斎藤工、杉咲花、土屋太鳳 “端島の若者”4人が語る舞台裏 自身の「心に眠るダイヤモンド」は?
杉咲:投げていたね!
神木:撮影前に國村さんに「僕の靴下が顔面に飛ぶかもしれません」とお伝えしたら、「全然いいよ! ウェルカム!」と言ってくれて。本番でも意外と狙った場所に投げることができました。
斎藤:顔面靴下投げ、「KAMIKI」ですね(笑)。
神木:そういう楽しそうな方向に行こうというのが僕の“ダイヤモンド”です!
杉咲:私の“ダイヤモンド”は太鳳っちです! 私が連続テレビ小説のオーディションを受けたとき、ちょうど太鳳っちが朝ドラのヒロインで。緊張しながら出番を待っていたら、たまたま通りがかった太鳳っちが「花、オーディションなの? できるよ! 大丈夫!」と言ってくれたんです。それにとても勇気をもらって、今でも大切な思い出になっています。
土屋:ありがとう…! 私にとっても花の存在はすごく大きくて、会えていなくても花が出ている番組は絶対に観(み)ています。お芝居はもちろん、人としてもお芝居も、全部が大好きです。
神木:現場でもずっと2人でいるもんね!
土屋:ストーリーの役柄では少し仲が悪いのですが、お互いが好きだからこそボタンの掛け違いのようになってしまっている部分もあると思います。その2人の関係性も注目してほしいです。
斎藤:2人の話で心が洗われたのでもういいかな?(笑) 僕の“ダイヤモンド”は國村さんと、辰雄役の沢村一樹さん。大先輩で、たくさんのことを学ばせていただいています。本作では、沢村さんがご自身で髪を切られているという話を聞いて、僕も自分で髪を切るように。たしか当時の端島で現代的なカットをする美容師さんはいないですよね。ただ横側が上手に切れなくてきのこみたいなフォルムになってしまうので、現場で横だけメイクさんに切ってもらっています(笑)。