【鈴鹿8耐】ヤマハ「YART」念願の表彰台獲得! ノントラブルで2位フィニッシュ
レースも大詰め、218周を過ぎた段階でYARTはトップから10秒5遅れの2番手。219周を終えての差は8秒9。そして220周の鈴鹿8耐の最多ラップを記録しチェッカーを受けた時、YARTとトップの差は7秒860と、最終的な結果は2位となった。 2004年から鈴鹿8耐に参戦しているYARTにとって今回が初の表彰台となり、この結果YARTはEWCのポイントランキングで首位に浮上し、最終戦ボルドールでの24時間耐久レースでは2年連続、3回目のチャンピオンに挑むことになった。 #15 IRF with AZURLANE は、2022年にスマートフォン向けアプリゲーム「アズールレーン」とコラボレーションをスタート。以来ノントラブルでの完走がなかったことから、第一の目標を「ノントラブル完走」とし、さらに2012年のIWATA RACING FAMILYが記録した202周という、現レイアウトでのチーム最多ラップを上回ることを目標に、2回目の出場となる遠藤晃慶選手、初出場の高居京平選手、そして6回目の出場となった宮腰武選手がライダーとしてチャレンジした。 予選は37番手、ファーストライダーは高居選手が務めたが、スタート直後は40番手まで順位を下げたものの、徐々にポジションを回復。10周目には34番手、15周目には31番手へと挽回していった。 その後は、2分17秒をアベレージタイムに定めていたが、高居選手に続く遠藤選手、宮腰選手もこのタイムを忠実にキープ。83周目に29番手とすると、146周目に28番手、166周目は27番手とし、最終的には27位でゴール。まさに有限実行となるノントラブル完走とともに、周回数も206周を記録し、チームとして過去最多と、目標を達成した。 なお、SSTクラスではTaira Promote Racing(柴田義将選手、阿部恵斗選手、西村硝選手)が211周を走り3位表彰台を獲得している。