「奨学金返還中の社会人」です。もし事故などで私が「働けない状態」になった場合、返還は続けなければならないのでしょうか?
障害により返還できない場合は免除される可能性も
奨学金を返還する本人が死亡したり精神や身体に傷害を負ったりした場合には、奨学金の返還が免除される可能性があります。ただし、自動的な免除は行われません。家族や親族が所定の手続きを済まさなければ、請求は続いてしまいます。 なお、精神や身体の傷害は、症状の固定や回復の見込みがなく、労働能力が喪失または高度な制限を受けると医師から判断された場合に限り返還免除の申込が可能なようです。ただし、奨学金の貸与中や在学中の免除申請は認められていません。
条件によっては返還の減額や免除が行える
奨学金の返還中に事故に遭い働けなくなり収入が途絶えてしまった場合に、奨学金の減額や免除が適用される救済制度はいくつかあります。また、精神や身体に傷害を負った場合も同様です。ただし、救済制度を利用するためには定められた条件を満たさなければなりません。奨学金の返還が困難になった場合には、条件を確認して救済制度の利用を検討しましょう。 出典 独立行政法人日本学生支援機構 月々の返還額を少なくする(減額返還制度) 独立行政法人日本学生支援機構 減額返還制度の概要 独立行政法人日本学生支援機構 返還を待ってもらう(返還期限猶予) 独立行政法人日本学生支援機構 死亡又は精神若しくは身体の障害による返還免除 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部