「これが最後の年賀状です」宣言のススメ、それでもやめられない人は?
(1)しょっちゅう会っている人 自分の親兄弟、会社の同僚、学校のクラスメート、ママ友、親しい友だち。こういう人には、直接会って「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と言えばいいので出しません。 (2)過去2年間まったく消息を聞かなかった人 昔勤めていた会社の同僚とか、大学の同級生など、遠い過去につきあいがあった人たち。いまの自分の人生には登場しない人たち。 (3)仕事上のつきあいだけの人 パーソナルな友だちでなければ出す必要はないはずです。仕事上のつきあいで、年賀状を出さないと取引が停止されるなど、仕事に大きなダメージがあるなら、ここはわりきって印刷だけの年賀状(あえて手書きのメッセージは添えない)を出します。 先に10枚、10枚と出す枚数を決めてしまうやり方もあります。 たとえば、今年、自分の人生に大きな影響を与えた人、どうしても挨拶したい人を10人だけ選べば、負担になりませんし、気持ちの入った年賀状が書けます。 あるいは遠方に住んでいてふだんは会えないけれど、どうしても近況を知らせたい人10人を選んでもいいでしょう。 年賀状を交換するのは一つの文化です。交換するのが楽しみな人に「やめろ」とは言いません。お正月に懐かしい人からもらった年賀状を見るのは、心なごむ時間です。 しかし、印刷した年賀状に何も書かず、ただ送りつけるのはあまり意味がないですよね? こうした年賀状をもらっても別にうれしくないですし、住所録の整理に時間を取られ、余った年賀状の使いみちや、もらった年賀状の整理の仕方まで考えなければなりません。 儀礼的な年賀状を出すために、紙やインク、自分の時間、エネルギーなどたくさんの資源が使われています。 今はデジタルで挨拶する方法もあります。毎年、年末に年賀状を用意するのが負担になっているなら、直接会ったり、電話したりできない相手には、フェイスタイムやズームなどを活用して、オンラインで顔を見ながら、挨拶するのもいいでしょう。スマートフォンで簡単につながれますから。
筆子