第94回選抜高校野球 星稜・選手紹介 荒木陽翔選手/垣淵祥太朗選手 /石川
<センバツ2022> ◇勝負強さで勝利貢献 2年・荒木陽翔選手 勝負強い打撃が持ち味。昨秋の北信越大会1回戦の東海大諏訪(長野)戦でサヨナラ打を放つなど、チームの勝利に貢献した。 ところが本人は好機で打順が近づいてくると、「緊張してしまう」という。打席に入る前には屈伸をし、自らに「力まずに」と言い聞かせて深呼吸。あとは自分のバッティングに専念するだけだ。「最初はチャンスの場面で走者を還せなかったらどうしようという心配が頭をよぎったが、打席で結果を残しているうちに楽しくなってきた」と秋の公式戦を振り返る。 趣味はサイクリング。小遣いをためて購入した自転車に乗り、風を感じながら山や海までこいでいく時間が、最高の気分転換になっている。 ◇守備力向上、更に意欲 2年・垣淵祥太朗選手 昨秋の北信越大会準々決勝の日本文理(新潟)戦でスクイズを決めるなど活躍した。 奈良県出身。父は社会人野球で活躍した選手で、自身も小学2年から野球を始めた。海釣りが趣味だが、こちらには釣り道具は持ってきておらず、野球に専念する日々を送る。 守備にはこだわりがあり、「自分の思ったところにボールが飛んできて捕れると気持ちがいい」。秋の公式戦でチームは接戦をものにしてきただけに「競り勝つ野球で1点を守れるようにしたい」と更なる守備力向上に意欲を燃やす。 一方で、この冬は「打撃でも貢献したい」とバットを振り、ウエートトレーニングに取り組み、「打球の速度が上がってきた」と手応えを感じている。