相手を怒らせる「ダメな褒め言葉」の問題点、あなたが人として「好かれる5つの褒め言葉」
◆あなたが「人として好かれる」褒め言葉
人として好かれる褒め言葉もあります。 褒め言葉には5段階あり、①環境→②行動→③能力→④信念・価値観→⑤アイデンティティーの順に、より好かれます。例を挙げてみましょう。 ①環境……「リモートで働けるなんて、ママにとって働きやすい職場<環境>ですね」 ②行動……「定年を迎えて、ずっとやりたかった田舎暮らしを始めたのですね。そうやって夢をかなえてらっしゃる<行動>こそが素晴らしいです」 ③能力……「ロボット開発とは、すごい技術と才能<能力>ですね」 ④信念・価値観……「そんな熱い想いで<価値観>お仕事されていて尊敬します」 ⑤アイデンティティー……「あなたは本当に素晴らしい方ですね」 段階通りに褒める必要はないのですが、環境や行動より能力、能力より価値観やアーデンティティーを褒められたほうが人はうれしいものです。 私の友人で、お客さまの価値観やアーデンティティーを褒めていたら指名をたくさんもらえるようになり、銀座ナンバー1ホステスになったという人も……。「心からの褒め言葉」をこころがけることで、人を喜ばせ、そしてあなたが人として好かれ、良好な人間関係を築くことができるのです。 この記事の筆者:市川 浩子 両想いビジネス®︎コンサルタント/一般社団法人ジャパングッドリレーションアカデミー代表理事。1万人に断られた営業時代の経験から心理学・脳科学などを学び、新規開拓数2000人中ナンバーワンに。著書『相手に「やりたい!」「ほしい!」「挑戦したい!」と思わせるムズムズ仕事術』(あさ出版)
市川 浩子