「不登校はチャンス」当事者が経験伝える動画甲子園 13歳が学校以外で見つけた“好きなこと”
日テレNEWS NNN
不登校の当事者が、同じように悩んでいる人たちへTikTokの動画を通してメッセージを伝える『不登校生動画甲子園2024』。授賞式が25日に開催され、13歳の受賞者が学校以外の場所で見つけた“好きなこと”を、動画を通して伝えました。 【画像】中川翔子「生きていれば見つかるものがある、なんとかなる」 今年で2回目を迎えた『不登校生動画甲子園』。参加資格は2つで、13歳から19歳までであることと、1日でも不登校を経験した個人・またはグループが対象です。夏休み明けに不登校になる子どもが多く、当事者から“学校に行きたくない”と思っている人たちへエールを送るため、この夏休み期間中の時期に開催されました。 歌手・タレントの中川翔子さんが審査委員長を務め、エッセイストの内田也哉子さん、ロバート キャンベルさんらが審査委員として参加。今年は220の動画がエントリーしました。
■コスプレにマジック…動画で伝える“好きなこと”
日テレNEWSが注目したのは、不登校を経験したことで“好きなこと”や“夢中になっていること”に出会ったことを伝える動画です。 審査員特別賞を受賞したかばちゃん(13)の作品は、「制服は嫌いだ 私が私じゃないみたいだ」という印象的なセリフからスタート。うつむいた表情を見せた後、「こんな私でも コスプレなら なりたい自分になれる」と楽しそうな姿に変身する過程を見せ、「自分の好きを貫きたい。好きなこと、得意なこと どんどん伸ばしていこう。」とメッセージを送りました。
同じく審査員特別賞に輝いたのは、中学2年生の中学生マジシャン大志さん(14)。中学1年生の時に不登校になりましたが、その経験を経て出会ったのがマジック。YouTubeを見て“かっこいいな”と思い、マネをしてハマったといいます。動画では、様々な人たちの前でマジックを楽しみながら披露する姿を見せ、「不登校になったおかげで 夢中になれる事を見つけました! 不登校は悪くない」と、前向きな気持ちを表現しました。 授賞式でもステージ上でトランプマジックを披露し、観客を沸かせた大志さん。「不登校になっていなかったら、マジックに出会っていなかった。将来はプロのマジシャンを目指しています」と、夢を語りました。