“もしものとき”に動物を守るアクションとは?7ORDER・真田佑馬&萩谷慧悟が専門家に聞く、ペットの防災対策
『Quick Japan』編集部による、「人と動物の調和」がテーマの新媒体『HARBOR MAGAZINE』。2025年1月31日に発売される第2号のバックカバーと特集には、7ORDER・真田佑馬&萩谷慧悟が登場。 【画像】保護猫出身のアスカちゃんと真田&萩谷 本誌には、保護猫出身のアスカちゃんとともに撮り下ろした特別グラビアのほか、ペットの防災特集、動物との暮らしについて語る対談などを20ページ以上にわたって掲載する。 ここでは、真田がトイプードル、そして萩谷がアナホリフクロウ・シロハラインコ・セキセイインコと、どちらも動物とともに暮らすふたりが、ペット防災の専門家へ取材を実施した特集の一部を、アザーカットとともに公開。 <取材協力=特定非営利活動法人防災総合ペット育成協会 理事長 中川都子さん>
同行避難と同伴避難って?
真田佑馬 本日はよろしくお願いします! 萩谷慧悟 動物のための災害対策について、勉強させていただきます! 中川都子 こちらこそ、よろしくお願いします! さっそくですが、おふたりは有事の際、ペットを伴っての避難について考えたことはありますか? 萩谷 今回、この取材をするにあたって、ペットとの避難には同行避難と同伴避難のふたつがあることを初めて知りました。 真田 同行避難と同伴避難どちらも、ペットを飼っていても聞きなじみがない言葉ですよね。このふたつはどう違うのでしょうか。 中川 まず、災害などがあった際にただ避難所に行くということではなく、飼い主がペットを同行し安全な場所まで避難することを同行避難といいます。 萩谷 というと、すべての避難所に、ペットと一緒に入れない可能性があるということですよね? 中川 そうなんです。たとえ避難所と謳っていたとしても、ペットが可能かどうかは自治体によるので、飼い主さん自身が避難する前に確認することが大事です。 真田 同伴避難とはどう違うのでしょうか。 中川 同伴避難とは、避難所と同じ敷地内で、ペットを飼育管理することのことを言います。ただ、同室避難といって、飼い主と一緒にいられる場所を作ってくれるところもありますが、ペットのエリアと飼い主のエリアが分けられているところがほとんどなのが現状です。大規模災害であれば、教室の一室を解放して、そこで飼い主さんと一緒に避難ができるという場所もありますが、大半はペットと飼い主の住み分けがあるところが多いと思います。 萩谷 同伴避難ができるところはどのくらいあるのでしょうか。 中川 都道府県で異なりますが、同伴避難が可能な避難所はまだまだ少ない状況です。 萩谷 まだまだ普及しているとは言い難いのが現状なんですね。 真田 これはかなり難しい問題ですよね。たとえば避難所で動物と一緒にいることによって、避難している人たちの心が和らぐペットセラピーの効果もあると思うんです。とはいえ、動物が苦手な人も一堂に会する場所だからこそ、優先度を上げろとは言いにくい状況もあります。でも、飼い主としては、そういった不安なときだからこそ一緒にいたいから、車中泊にしたり、家に留まってしまう人も多いと思うんです。だからこそ、こういった場所があること、さらにはお互いが理解して歩み寄ることが大事ですよね。