着回しにくいワンピースも「冬」なら問題なし!? つけ襟をはずしたり、タートルネックのセーターと合わせたり…印象はどう変わる?
人気スタイリスト、石田純子さんの連載『石田純子のおしゃれ塾』。大人の女性たちに向け、流行を取り入れつつ上品なおしゃれのポイントを指南します。今回はジーンズの着こなしについて。読者モデルの藤島さん(62歳)は「ストールを使いこなしたい」とのことですがーー。(撮影=中村彰男 文=神素子 ヘアメイク=木下優) 【写真】柄物ワンピを選ぶなら幾何学模様がおすすめ。ジレや黒のロングカーディガンを合わせてみると… * * * * * * * ◆冬のワンピース、何を基準に選べばいい? 本来の自分に戻ろうかな……。 そう考えて髪を染めるのをやめたのは、コロナ禍の自粛期間中。 人に会わないので移行期間もストレスはありませんでした。 グレイヘアは手間より精神面がとってもラクです。 白髪が見えるたびに「染めなくちゃ!」と焦り、宿題を放置している子どものような気分だったので。 白髪染めをやめたことで、髪形や髪のツヤを意識するようになり、おしゃれにも意欲的になりました。 今は冬のワンピースが気になっています。
◆冬のワンピースは着回しバリエを考えて選ぶ ワンピースの人気が止まりません。 今は、ウエストの切り替えがないゆったりデザインが主流。 あまりにラクで手放せなくなります。 「ワンピースは印象が強いので、着回しにくい」と思われがちですが、冬は上着やインナーとの合わせ方で違って見えるから、応用力のあるものを選べば問題ありません。 写真はその代表。つけ襟をはずしてスカーフやアクセサリーに替えたり、タートルネックのセーターと合わせたりすれば印象がガラリと変わります。
◆柄物ワンピを選ぶなら、幾何学模様がおすすめ 柄物ワンピを選ぶなら、幾何学模様がおすすめです。 写真はティアード(段)スカートのフェミニンなデザインですが、柄がシャープなので甘くなりすぎませんし、流行色のグリーンやイエローでトレンド感も出せます。 「私には派手かも」と心配なら、写真のようなジレや黒のロングカーディガンを合わせてみて。 柄の面積が減って抵抗感が薄れますよ。
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