ヨロのユナイテッド移籍でブランスウェイトのステップアップは白紙に? エヴァートン設定の移籍金は高すぎたか
エヴァートンでの抱負を語る
リールからDFレニー・ヨロを獲得したマンチェスター・ユナイテッド。移籍金はアドオン含め5000万ポンドほどと言われている。これでFWジョシュア・ザークツィーに続く補強となり、サー・ジム・ラトクリフ率いるINEOSチームによる改革は順調に進んでいるように見える。 しかしヨロ獲得に成功したことで、ひとつ移籍交渉が終わりを迎えたかもしれない。同じくユナイテッドが狙っていたとされるエヴァートンDFジャラッド・ブランスウェイトの獲得交渉は、どうやら破談となりそうだ。英『Mirror』が伝えた。 同紙によればユナイテッドは2度にわたってエヴァートンと交渉。しかしブランスウェイトの移籍金を7000万~8000万ポンドと見積もっていたエヴァートンに2度とも断られていたという。ユナイテッドはもっと安い額での獲得を目指しており、結果的にヨロの獲得に落ち着いた。イングランド人選手の価格は高騰する傾向にあるが、エヴァートンが設定した移籍金は高すぎたのかもしれない。 「僕にとっては昨季、その前のシーズンから学んだことを総括するだけです。昨季、出場したすべての試合でパフォーマンスを発揮し、経験を積むことができました。今季もそれを持ち続け、学び続けるつもりです」 「監督は僕たちが試合に勝つチャンスを最大限に高め、できるだけ多くのポイントを獲得できるようにチームを編成してくれています。今季もそうなるでしょう。できれば早い段階でいくつか勝利を収めて、勢いをつけたいです」 「どんな若者にとっても、できるだけ試合に多く出場することが大切だと思います。そうすれば必要な経験が得られます。経験は試合でしか得られません。昨季はそれを各試合に活かしました。それが、僕が見せたパフォーマンスに大いに役立ったのです」 ブランスウェイトはクラブの公式サイトで、今シーズンもエヴァートンで頑張りたいと抱負を語っている。移籍は避けられないかと思われたこの俊英のステップアップはひとつ遠のいてしまったかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部