日本ハム・新庄剛志監督 「大航海」続編は歓喜のゴールを目指す/指揮官が見据える2025
紆余曲折ありながら、新庄剛志監督は4年目の2025年も指揮を執ることを決めた。12月8日にエスコンFで行われた新入団選手ウエルカムイベントの冒頭。続投発表後は初めてファンの前で所信表明した。「2年で土台をつくり、3年目で日本一になり、新庄剛志らしく、かっこよくユニフォームを脱ごうとしたんですけど、残念ながら負けてしまい……来年(25年)も監督させてもらいます。よろしくお願いします」。 【選手データ】新庄剛志 プロフィール・通算成績 “3年一区切り”の考えもあった中でドラマ「大航海」の続編を描くことを決断した。22、23年は最下位に沈んだが、24年はリーグ2位に躍進。CSを勝ち進んで日本一になって華々しく監督を辞めるシナリオだったが、ファイナルステージでソフトバンクに阻まれた。「成長度は12球団No.1ですよ」。自ら手塩にかけた選手たちの成長ぶりには目を細めたが、自身については「まだまだ凡人やね」と嘆いた。そして、再び火が付いた。「ソフトバンクの負けから気合を入れさせてもらった。腹が立って、立って……」。 目指すはリーグ優勝&日本一しかない。「今年(24年)がまぐれじゃなかったっていうところを証明したい。選手たちが、また今年(24年)のようなポジションで戦えるかっていうのもめちゃくちゃ楽しみ」と気合も十分だ。11月30日のファンフェスでは25年の開幕投手に金村尚真、開幕四番は野村佑希、開幕守護神に齋藤友貴哉と田中正義、本拠地開幕戦の先発は伊藤大海と次々に指名した。25年のチームスローガンは「大航海は続く」。今度こそ歓喜のゴールを目指す。 写真=BBM
週刊ベースボール