冬の王者たちがモンクレールの新キャンペーンに参加!──最高のパフォーマンスを発揮するウェアを最高峰のアスリートが纏う
モンクレール グルノーブルのアイテムは、過酷な環境でこそ真価を発揮する。キャンペーンに参加したウィンタースポーツのトップアスリートが、それを証明した。 キャンペーン写真を全て見る
「MONCLER GRENOBLE(モンクレール グルノーブル)」は、アウドドア愛好家が最高のパフォーマンスを発揮するためのアイテムを揃えたラインだ。2023年秋冬コレクションの第3弾では、雪が降り積もるようなコンディションにも屈しないウェアを展開する。 ハイパフォーマンス スキーウェアは革新的な通気性を確保したほか、スキーパスポケットやリフレクターといったディティールまで繊細に作り込まれ、GORE-TEXなどの機能素材が効果的に使われている。 また、コレクションと違和感なくマッチするワードローブも豊富に用意。たとえば、Après Ski(アプレスキー)シリーズの手触りのよいニットや、機能とデザインを両立させたPerformance & Style(パフォーマンス&スタイル)のアイテムとのレイヤリングを楽しめるようになっている。 本格的な性能を発揮する「モンクレール グルノーブル」は、2023年秋冬コレクションのキャンペーンに、世界最高峰のウィンタースポーツのアスリートを起用した。平昌五輪でフランス人女性として初めてモーグルスキーの金メダルを獲得したペリーヌ・ラフォン、フリースキーの開拓者リチャード・パーミン、2023年のFISスノーボード世界選手権女子ハーフパイプで表彰台の頂点に立ったツァイ・シュエトン、そしてスノーボード界のレジェンド、ショーン・ホワイトの4人だ。 今回、ペリーヌ、リチャード、シュエトンの3名が、メールとオンラインでのインタビューに応じてくれた。 ブルーのジャンプスーツがお気に入り──ペリーヌ・ラフォン 1998年、フランス生まれ。2度目のオリンピック出場となった平昌五輪の女子モーグルで金メダルを獲得した。 23歳の若さでワールドカップ、世界選手権、オリンピックのすべてのタイトルを制覇したペリーヌ・ラフォンは、キャンペーンの撮影をこう振り返った。 「この新しいキャンペーンの顔になれたこと、そしてシュエトン、ショーン、リチャードのような素晴らしいアスリートたちとキャンペーンを共有できたことを光栄に思います。ツェルマットの氷河でスキーをしたり、選手たちや現場のチーム全員と素晴らしい瞬間を共有したりと、たくさんの思い出があります」 モンクレールのアイテムを着用した感想は、次のようなものだった。 「色やデザインがとても調和していて、着心地の良さと機能性を兼ね備えながら、私の装いに女性らしさをもたらしてくれます。新しいコレクションはどれも素敵だけど、ひとつだけ選ぶとしたら、ブルーのジャンプスーツですね。大のお気に入りだから、この冬、私を探すなら、きっとブルーの服を着ているはず!(笑)」 ペリーヌは、教育、環境保護、山岳保護などの活動を広めるために、“Perrine Laffont Winter Camp”というイベントを立ち上げるという。彼女がいま、最も切実だと考えている社会課題を尋ねた。 「最も関心を抱いているのは、スポーツにおける女性の地位です。スポーツ界において、私たちは十分に認められていないと感じています。女性の活躍は、一般的にも、男性に比べても、あまり評価されていません。また、環境問題にも関心があり、日常生活で消費するものには気をつけるようにしています」 最後に、セカンドキャリアをどう考えているかを問うと、「私の野望は、スポーツを続けることです」と、きっぱり。 「若い世代にモーグルスキーとスポーツ全般を普及させたいと考えていて、その一環が“Perrine Laffont Winter Camp”です。何年か後に、日本でも開催するのはいかがでしょう?(笑)」 恐怖心こそがミスを避ける原動力──リチャード・パーミン 1985年生まれ。幼い頃からスキーに熱中し、15歳でスキーインストラクターになることを決意。2007年にストックホルムで開催されたキング・オブ・スタイルで優勝、世界に知られる存在になった。 フリーライドとフリースタイルを融合させたリチャード・パーミンは、ほぼ直角の斜面を一直線に滑り降りたり、バックフリップで一回転するなど、アクロバティックなスタイルのスキーの先駆者だ。モンクレールのアンバサダーも務める彼に、寒い時期のファッションでこだわっていることを尋ねた。 「冬の間、私のファッションのムードは24時間365日、重ね着とビーニー(ニット帽)を被ることに尽きます(笑)。基本的にアウトドアライフを送っているので、万年スキーモードなのです」 では、今回のコレクションについては、どんな感想を抱いたのだろう。こう尋ねると、彼は「特に撮影中に着たジャケット“モングリオッド”がお気に入りです」と即答した。 「私のスタイルのポイントは、1年を通して1つの色と服を選ぶこと。私にとっては、着心地、防水性、クオリティ、特に耐久性がすべてです。定期的に山に行き、屋外で多くの時間を過ごすと、製品の限界に挑戦することになります。ギアの寿命と回復力は非常に重要です。今年は、長持ちするように作られた素晴らしいアイテムが揃っています」 リチャードは、競技中の大怪我から復活した、不屈のアスリートとしても知られる。恐怖心を克服する方法を尋ねると、意外な答が返ってきた。 「恐怖心こそがミスを避ける原動力だと心から信じています。何かを恐れているときは、山の中で起こりうるあらゆる要素を考慮しながら、ゴールとなすべきことに高い集中力を保つことができます。自分のキャリアを振り返ってみると、ミスを犯すのは概して恐怖心がなく、自信がありすぎる時でした」 一流のアスリートというだけでなく、リチャードは素晴らしい映像作品も手がけている。そんな彼の目に、今回の撮影をどのように映ったのだろうか。 「新しいキャンペーンは、私たちが山で抱いている価値観に忠実で、本物だと思う。私とはまったく異なる経歴や山での経験を持つ他のアスリートたちが、多くの純粋な視点をもたらしてくれることが興味深いです。それ以上に、特別なコンディションで素晴らしい時間を過ごし、忘れられない思い出を作ることができました」 いつも、もっとうまく滑れると思っている──ツァイ・シュエトン 1993年生まれ。幼くして才能を開花、2003年よりプロチームで練習を開始する。2014年のソチ五輪で6 位、2023年のFISスノーボード世界選手権女子ハーフパイプで金メダルを獲得した。 2009年に日本で開催されたFISスノーボード・ジュニア世界選手権女子ハーフパイプで優勝して以来、ツァイ・シュエトンは常に中国の女子冬季スポーツ界を牽引してきた。国際大会で獲得した金メダルは、19にのぼる。 そんな彼女に、ベストコンディションを維持する秘訣を尋ねた。 「私はいつも、もっとうまく滑れるはずと思っていますし、改善の余地もあると思っています。そして、もっとうまくなれるかどうか、探求し続けたいです」 世界を転戦する彼女に、訪れた異国を理解する方法を聞くと、こう答えた。 「訪れる様々な国の食べ物や郷土料理を試すのが大好きです。現地の人たちは、アジア人だというと、いつも積極的にコミュニケーションをとってくれます」 寒い時期のファッションへのこだわりを、「見た目がよく、保温性があり、動きやすいものがいいです」と語る彼女に、今回のコレクションの感想を尋ねた。 「私は、モンクレールのアイテムが大好きですが、特にスキーウェアのラインは防水性に優れていて好きです。一番印象に残ったのは、私にとって実用的で最高にクールでクラシックな、赤、白、青のストライプのマスクです。実際、スキーをするときに本当に必要なものなんです」 そしてシュエトンは、キャンペーンのビジュアルのシューティングが素晴らしいものであったと熱く語った。 「撮影中の移動手段はヘリコプターだけだったのですが、一生忘れられないシーンをたくさん見ました。なかでも、山頂にいるリチャート・パーミンがすごいスピードで降りてくるのがとてもかっこよかったのを覚えています!」 文・サトー・タケシ