中京５Ｒを制したミラージュナイト（６日、中京競馬場）

　６日中京５Ｒの３歳未勝利戦（芝２０００メートル）はハナを切ってレースを進めた２番人気ミラージュナイト（牡・辻野）がそのまま押しきって優勝。直線は手応え以上にしぶとく、脚色優勢に見えた２着馬にかわさせなかった。 　今回が初コンビだった武豊は「かなり素質がある馬だね。まだ外に逃げたりして乗りにくかったけど、最後の直線もすごくいい脚だった。まだまだ良くなりそうで楽しみ」と素質を高評価。見守った辻野調教師は「勝つには勝ちましたが、内容的には課題の残るレースでした。物見をしていましたし、３、４コーナーも逆手前で走っていて、単純に能力だけで押しきってくれた感じですね」と今後に向けて矯正していかなくてはならない部分を明かしつつ「ただ、ここでひとつ勝てたのは大きいです。今日わかった部分をうまく調整して、クラシックを意識していけたらと思います」と、偉大な母ラキシス（２０１４年エリザベス女王杯優勝）産駒での大きな目標も見据える。 　なお、本馬は前走のゴール後に転倒し、騎手が落馬するアクシデントがあった。馬自身外傷も負っていたため、戦前はそのトラウマが心配されたが、今日の走りを見る限り気持ちの部分は心配がなさそうだ。