ENEOS・田沢純一がコーチ兼任へ「海外経験を少しでも伝えられたら」メジャー通算388登板
ENEOSの田沢純一投手(38)が今年から投手コーチを兼任することが7日、分かった。現役として3年ぶりの都市対抗優勝へとフル稼働する一方、指導者としてもメジャー通算388登板で得た知見を若き投手陣たちに伝えていく。 就任は1月1日付。昨年12月に就任した宮沢健太郎監督(44)からのオファーを快諾した。宮沢監督は「彼の練習への取り組みはすごく勉強になる。朝も一番最初に来て地道なトレーニングをしている」と姿勢を評価。田沢も「海外などで経験してきたことを、少しでもENEOSの後輩たちに伝えられたらいいなと思います」と決意を語った。 もちろん投手としてもチームに貢献する構え。同世代のパドレス・ダルビッシュや中日・涌井らも現役で奮闘しており「元々あの2人は別格で、なかなか追いつけない存在。すごく励みになっている」と笑った。投手として、コーチとして、39歳シーズンにも全力投球を誓う。(加藤 弘士) ◆田沢 純一(たざわ・じゅんいち)1986年6月6日、横浜市生まれ。38歳。横浜商大高から新日本石油ENEOS(現ENEOS)を経て08年12月にレッドソックスと契約。09年にメジャーデビューし、13年に71登板でWシリーズ制覇に貢献。メジャー通算388登板で21勝26敗4セーブ89ホールド、防御率4・12。20年はBC武蔵、21年は台湾・味全、22年はメキシコ・ドゥランゴでプレーし、同年9月にENEOS復帰。180センチ、94キロ。右投右打。
報知新聞社