バルセロナの会長がギュンドアンの移籍に言及 「スポーツ的な理由のみによって下された決定」
先月シティに復帰
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は3日(現地時間)、記者会見の場で同クラブからマンチェスター・シティに移籍したイルカイ・ギュンドアンについて言及した。 [映像]マンチェスター・シティ対イプスウィッチ ハイライト ギュンドアンは昨年夏にシティを退団し、フリー移籍でバルセロナに加入。主将を任され、公式戦51試合に出場して5ゴール14アシストを記録するなど期待通りの活躍を見せたが、先月23日に1年でのシティ復帰が発表された。 バルセロナを退団するにあたって、ギュンドアンは自身の公式インスタグラム上にサポーター向けのメッセージを投稿し、その中で「僕の退団が経済的にクラブの助けになるのであれば、別れの悲しさも少しは和らぐ」とバルセロナの財政事情が退団の一因であることを示唆していた。 しかし、ラポルタ会長は記者会見でギュンドアンの移籍が話題になると、「これはスポーツ的な理由のみによって下された決定だ。彼は移籍金無しで加入したのだから、フリー移籍で出て行くのがフェアなやり方だった。それによる経済的な効果はあったが、決定理由はスポーツ的なものだ」とコメントし、さらにスポーツ的な理由の詳細について以下のように語った。 「ダニ・オルモとの契約が成立した後、チームにおけるギュンドアンの役割は明確ではなくなっていた。彼らは非常に似通ったポジションにいたからだ」(ドイツ紙『Bild』より) 中盤の攻撃的なポジションでのプレイを得意とするギュンドアンの特長は、今夏ライプツィヒから加入したダニ・オルモのそれと被るため、ギュンドアンを放出することにしたというのがラポルタ会長の主張のようだ。
構成/ザ・ワールド編集部