豊橋新アリーナ建設計画 住民投票条例案の一本化できず
愛知県豊橋市の多目的屋内施設(新アリーナ)建設問題で、市議会の計画賛成、反対両派がそれぞれまとめた住民投票条例案の一本化に向けた協議が不調に終わったことが、25日開かれた議会運営委員会で明らかになった。26日の本会議には2案が提出され、過半数を占める賛成派の案が可決される可能性が高まった。その場合、投票は来年2月に実施される見通し。 両派の議員らによると、賛成派は投票までの期間を「60日以内」、反対派は「120日以内」とすることを主張し、折り合わなかった。また、賛成派案の名称には「プロスポーツ等による地域活性化ならびに市民スポーツ・文化振興のための」という計画の説明が付されており、反対派は「投票行動に影響を与えかねない」として反発している。 条例案を提出するのは、賛成派案が自民や公明など、反対派案が「新しい豊橋」や共産などの議員。【永海俊】