元日テレ尾崎里紗アナが語るコンプレックスだらけの新人時代 「気持ちが前向きに」なった先輩・桝太一の言葉とは?
■方言がコンプレックスだった ――アナウンサーの仕事をする中で、挫折を感じたことはありますか? 田舎でのんびり過ごしてきた私からすると、東京は日常の生活ペースも歩くスピードも何もかもが速くて、新入社員時代はとにかく追いつくのに必死でした。仕事上、一番悩んだのは「方言」ですね。上京するまでは家族とも友だちとも筑豊(ちくほう)弁を話していたので、原稿を読む練習をしていても、すぐ方言が出てしまって。そのたびに読む作業を止められて、「辞書で引いて正しい発音を調べなさい」って言われるんです。同期3人のうち、なかなか方言が抜けなかったのは私だけ。つらかったし、コンプレックスも感じました。 ■心に残る桝太一アナの言葉 ――そういった辛い時期を、どのように乗り越えたのでしょうか? 当時はかなり落ち込んで、何度も「向いてない、もうやめよう」と思いました。毎日仕事が終わって家に帰るとめちゃくちゃ泣いて、母や故郷の友だちに電話をして……。ものすごく心配をかけたと思います。 同期や先輩からも、よく励ましてもらいました。今でも覚えているのが、「ZIP!」でご一緒させていただいた先輩の桝太一さんの言葉です。「尾崎は反骨精神がある。反骨精神がある人間は必ず育つから、そのまま頑張ればいい」と言ってくださいました。桝さんからそう言われたことで、気持ちが前向きになりましたし、今の悲しい気持ちや悔しい気持ちも、自分が成長する糧になるんだと思えるようになりました。 ■日付指定で予告されたプロポーズ ――2019年には大学の同級生だったご主人と結婚されました。いつごろから結婚は意識されていたんでしょうか? 社会人になったころから、仕事の状況を見ながらいつかは、と考えていました。夫もそう思っていたようで「結婚できそうなタイミングが来たら教えてね」と言われていたので、今かな、と思ったときにそう伝えたんです。そうしたら「じゃあこの日にプロポーズするね」って、日付指定で予告されて(笑)。「え、それって事前に言うことなの?」と思いつつ、特別な日にはしたかったので、新しいワンピースを買って臨みました(笑)。