息子の誕生日で「PS5」を購入した翌月の電気代が「1500円」ほど高くなっていました。ゲーム機が原因でしょうか?
ご家庭内で遊べるゲーム機は、子どもたちにとって大きな喜びの源ですが、それが電気代にどれだけ影響を与えるかは見過ごされがちです。 特に、高性能といわれている「PlayStation5(以降PS5)」のようなゲーム機は、使用することで電力消費量が増加して電気代が上がる可能性があります。 息子の誕生日にPS5を購入したあと、翌月の電気代が1500円ほど高くなった場合、購入したゲーム機が影響しているのか気になる方もいらっしゃるでしょう。 この記事では、PS5を使用した場合の電力消費量と電気代を具体的に算出しています。また、ほかのゲーム機との電力消費量と電気代の比較も解説しています。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
PS5の1時間あたりの電気代と1ヶ月あたりの電気代を算出
PS5は高性能なゲーム機でもあるため、ノーマルタイプでも約6万円と価格が高く、それに加えて毎月の電気代も上がるとなると、家計に影響が出る可能性もあります。 そこで、PS5は実際にどのくらいの電気代がかかるのかについて調べてみました。今回は、PS5の1時間あたりの電気代と1日5時間、1ヶ間毎日使用した場合の電気代を計算します。 PS5の最大消費電力は350ワット、電気代単価は東京電力エナジーパートナーのホームページを参考に29.8円/キロワットアワーとして以下の式にあてはめます。 ・消費電力量(ワット)÷1000×使用時間(アワー)×電気単価(円/キロワットアワー) PS5の電気代は1時間あたり約10円、1日5時間使用すると約52円、1ヶ月間あたり約1565円となります。PS5を購入した翌月に電気代が1500円ほど高くなったのは、PS5のが影響している可能性があると考えられるでしょう。
PS4とスイッチの1時間あたりの電気代と1ヶ月あたりの電気代を算出
PS5だけでなく、ほかのゲーム機を使用した場合も同じように、1ヶ月あたりの電気代が1500円ほど高くなるのかについて算出してみましょう。 今回はほかのゲーム機として、「PlayStation 4(以降PS4)」と「Nintendo Switch(以降スイッチ)」を、前述の条件と同じように使用したと仮定して電気代を計算します。 PS4の最大消費電力量は165ワット、スイッチの消費電力量は16.6ワットです。PS4の1時間あたりの電気代は約5円、1日5時間使用して1ヶ月あたり約738円です。スイッチの1時間あたりの電気代は約0.5円、1日5時間使用して1ヶ月あたり約74円となりました。 ゲームの機種が違うだけでも、電気代に大きな差が出ていることが分かります。ゲーム機の消費電力は、使用状況や遊んでいるソフトによって異なります。また電気単価は変動がありますので、参考程度にしてください。