鹿児島市の中学生へ選挙についての講演会 「みんなの1票としてとらえて」
鹿児島放送
前回=2020年の知事選投票率は44.8%。今回は選挙権が18歳以上にひきさげられてから初の県知事選挙ですが、若者の選挙離れが叫ばれる中鹿児島市の中学校で選挙をテーマに出前授業がありました。 ■名古屋経済大学の高橋勝也・教授■※ 「昔の若者は選挙に行っていたが、今の若者はなんと3人に1人も行かないという状況になっている」 講演会は生徒が選挙に関心を持つきっかけにしてもらおうと開かれたもので、講師を務めたのは名古屋経済大学の高橋勝也教授。国や社会の問題を自らのことと考え行動する主権者のあり方について各地で講演を重ねています。 例えば、「自分の一票では何も変わらない」という言葉、その「一票」のとらえ方については―。 ■名古屋経済大学の高橋勝也・教授■ 「わたしの1票として投票に行く人が多いが、みんなの1票とぜひとらえてほしい。みんなの1票になると代表をコントロールできる」 生徒たちは真剣に耳を傾けていました。 ■参加した生徒■ 「とても興味深いことがたくさんあって、そのことをお母さんや周りの人に伝えて、それをまた共有できるようにしたい」 「小さな私だけの1票だったとしても、たくさんの人が力を合わせたら少しでも変わっていくとわかったので、私ももし選挙権がもらえる年齢になったら、1票だけでも必ず投票しにいこうと思った」 14日に出前授業を受けた生徒は中学1年生から3年生。早ければ4年後の知事選挙では18歳以上=有権者です。 ※「高」は正しくははしごだか。