「騒音」の許容時間は?…原因は生活の中にあり!「難聴」を進行させる悪習慣と予防法
難聴チェックリスト
難聴に早く気づくためのチェックリストをご紹介します。問題ない場合も多いそうですが、心配な場合は1つでも当てはまったら一度検査を受けると良いそうです。 <難聴チェックリスト> □数人で会話をしている時に聞き返す □後ろからの呼びかけに気づかないことがある □聞き間違いが多い □話し声が大きいと言われる □耳鳴りがある
原因は生活の中にあり!難聴を進行させる「騒音」
世界保健機関WHOが発表している騒音の1日の許容時間は以下の通りです。先生によると、聴力に負担をかけないためには、うるさい環境にいる時間を短時間にする事とイヤーマフや耳栓などで音を可能な限り遮断すると良いそうです。 <騒音の1日の許容時間> 静かな図書館(40dB)制限なし 通常の会話(60dB)制限なし 掃除機(75dB)制限なし 大声で会話(90dB) 4時間 芝刈り機(90dB)2時間30分 オートバイ(95dB) 1時間15分 ドライヤー(100dB)20分 耳元で大声を出す (110dB) 2分30秒 サイレンの近くに立つ(120dB) 12秒 離陸する飛行機(140dB )0秒 <イヤホンの使用にも注意!> 騒音以外にも注意したいのが、イヤホンなどで音楽を聴く事。先生によると、イヤホンで聴く場合は最大音量の60%くらいにすると約60dBになるので、耳への負担が軽減されるそうです。さらに、音量にもよりますが1時間に1回、10分程度の休憩を入れると良いとの事。また、骨伝導イヤホンの使用も耳への負担が軽いそうです。(※長時間・大音量の場合 聴力に負荷をかける可能性があります)
難聴を進行させる生活習慣「乱れた食生活」
乱れた食生活は動脈硬化につながってしまうため要注意だそうです。耳の中には、多くの血管が通っています。そこに動脈硬化が起きると、有毛細胞へ酸素や栄養を十分に届けられず、健康な人より早く衰える可能性があるのだとか。そのため、食事はバランスよく3食しっかり摂る事が大切。なかでも、先生のオススメは「すりごま(特に黒)」。オススメの理由は、亜鉛が多く含まれている事。亜鉛には炎症を抑える働きがあり、食事に亜鉛を含む食材をプラスする事で難聴予防につながるそうです。亜鉛を多く含む食材は、他にも「ナッツ類」「牡蠣」「牛赤身肉」などがあります(※疾患がある方は主治医と相談してください)。