2025年度から国民健康保険料の上限「3万円」引き上げが決定!そもそも国民健康保険料は年間いくら払ってる?
国民健康保険料の軽減
国民健康保険料の均等割には軽減制度があります。世帯の所得が一定以下の場合に、所得金額に応じて7割、5割、2割を減額しています。 このほかに、未就学児に係る軽減措置があります。国民健康保険には、会社員が加入する健康保険のような「扶養」という制度がないため、加入者全員が被保険者となります。そのため、均等割は子どもが多い世帯ほど多くなります。このような状況を鑑みて、子育て世帯の負担を軽減するために、未就学児の均等割保険料を5割減額する制度が2022年4月から開始されました。
国民健康保険料の目安
実際に、国民健康保険料はどのくらい支払うのでしょうか。 ここでは例として、神奈川県厚木市の国民健康保険料の年間の保険料額の目安をご紹介します。先述したとおり、保険料は市区町村ごとに異なるので、自身の正確な保険料を知りたい場合は、お住まいの自治体窓口までお問い合わせください。 ※前年所得金額は、世帯内で所得がある被保険者が1人であることを前提とする ※保険料額は、被保険者数2人目までは介護第2号被保険者該当(40~64歳)として計算 ※年金収入の目安は、65歳未満の公的年金控除を適用
国民健康保険料の納付
国民健康保険料は、毎年6月にその年の4月から翌年3月までの1年間の保険料を決定します。普通徴収の場合は、6月から翌年3月までの10回払いで納付します。年金受給者は年金からの天引き(特別徴収)で納付します。特別徴収の場合は、1年間(4月から翌年3月)の国民健康保険料を計6回の年金で納めます。
参考記事
・厚生労働省「国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額について」 ・厚生労働省「国民健康保険の保険料・保険税について」 ・厚木市「国民健康保険料について」 ・厚木市「令和6年度所得別年間国民健康保険料額の目安表」
石倉 博子