【勝手に"妄想"開幕オーダー・巨人編】「最強補強」の呼び声高いチームオーダーはいかに? 主砲を支える「5番打者」が鍵を握る日本一への道
2025年のプロ野球開幕は3月28日。球春到来はまだ先だが、“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回は巨人編だ。 【動画】岡本和真がキング独走の24号!看板直撃の豪快弾の映像 近年はBクラスが続くなど、常勝軍団にはあるまじき低迷に苦しんでいたチームも今季、息を吹き返した。 捕手出身の阿部慎之助監督に代わり、まず課題であった投手陣の立て直しが図られた。 セ・リーグ最多勝をマークした菅野智之を筆頭にノーヒットノーランも達成した若きエース・戸郷翔征、2桁勝利もマークした「地方球場の鬼」と遠征先での成績も抜群の山崎伊織、左腕では安定したパフォーマンスが光ったフォスター・グリフィン、侍ジャパンでも存在感を示した井上温大が健闘した。チーム防御率はリーグトップの2.49をマークした。 ただ課題は打線といわれる。完封負けも多く、年間通して打線形成に苦しんだ。中でも主砲・岡本和真を孤立させないためにも勝負強い、5番打者の確立が求められている。 開幕戦はヤクルトと戦う。その前に3月中旬にはエキシビジョンマッチとして、大谷翔平、山本由伸を擁する世界一ドジャース、今永昇太、鈴木誠也が在籍するカブスと戦う。このマッチアップも大きく注目を集めそうだ。 “妄想”開幕オーダーは下記の通り。 (右)丸佳浩 (二)吉川尚輝 (中)ヘルナンデス (一)岡本和真 (左)キャベッジ (三)坂本勇人 (遊)門脇真 (捕)甲斐拓也 (投)戸郷翔征 先に述べたように、いかに岡本を孤立させない打線を組めるか。岡本と勝負せざるをえないような強打者を前後に配置することが打線爆発の鍵を握りそうだ。その意味で注目されているのは新外国人のトレイ・キャベッジ。2024年シーズンはアストロズで45試合に出場し、打率.209、1本塁打、8打点。またエンゼルス時代には大谷翔平の同僚としてともにプレーしたこともあった。昨季3Aでは打率.306、30本塁打、32盗塁と「トリプルスリー」を記録。左打ちのパワーヒッターとして注目される。 交流戦から合流し、日本球界1年目で存在感を発揮した“いとしのエリー”こと、エリエ・ヘルナンデスも2年目シーズンを迎え、周囲からの警戒が強まる中、結果を残せるか。 守備においては鉄壁の内野陣ともいわれる好守を誇るメンバーが揃っていることや、投手陣では最強守護神のライデル・マルティネスが加入したことで、打線においては早めに点を取って、有利に試合を進めたいところ。 し烈な外野手争いも見どころの一つ、今回予想したメンバー以外にもチームには24年シーズンに満塁弾も放った浅野翔吾、走攻守そろった萩尾匡也など将来の中軸を担うことが期待される逸材も多い。 開幕投手は2年連続となる戸郷翔征でほぼ確定だろう。ノーヒットノーランも達成し、最多奪三振のタイトルも獲得した。身体も強く、しっかり試合を作ることで定評がある。 そして戸郷とバッテリーを組むのが、新加入となった甲斐。侍ジャパンも経験、世界一捕手の異名を持つ扇の要が巨人投手陣の新たな力を引き出せるか、この点も注目となりそうだ。 日本一を目指すシーズンへ。打って打って打ちまくれるか、原点回帰の一発攻勢を楽しみにしたいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]