エイジェックスポーツ科学総合センター開設に向け、記者会見を実施
株式会社エイジェックは、栃木県栃木市にスポーツ科学の拠点となる「エイジェックスポーツ科学総合センター」を7月にオープンすることを発表した。 記者会見では、株式会社エイジェック、NTT東日本、株式会社THINKフィットネス、東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)、株式会社スポーツ科学の5社が、施設の設立目的、連携内容、今後の展望などを発表した。 子どもの基礎身体能力の向上、国民の健康寿命の延伸に関する研究や、トップアスリートやスポーツサイエンスのエキスパート人材の育成が目的として掲げられており、最先端のスポーツ科学を栃木から世界へと意気込む。 当施設は、テクノロジーを駆使した体力解析が可能なほか、室内練習場やベースボールラボ、ジムなど野球を中心とした競技のプレー環境と研究施設が隣接しているため、より実践的な研究を行うことが出来る。 施設の設立にあたり、各社は、「多くの方に活用される施設にしたい」(エイジェック・古後社長)、「活気に満ちた場所となることを期待したい」(NTT東日本・熊谷副社長)、「動きの中で筋出力を高める方法を解明したい」(THINKフィットネス・手塚社長)、「フィールドと研究施設が隣接する『データの宝庫』のような施設で、野球における脳と神経系の働きに関する研究を進めたい」(UTSSI・野崎機構長)、「スポーツ科学が当たり前の世界となり、研究者や指導者が、野球選手やサッカー選手のように憧れられる職業となるようにしたい」(スポーツ科学・山下社長)と期待を語った。 科学的根拠に基づいたスポーツ指導は、競技力向上だけでなく、国民の体力向上にも有効だ。民間では国内最大級となるスポーツ科学研究施設が、今後のスポーツ界に与える影響を大いに期待したい。
アスリートマガジン編集部