初ブラジャーや初経とどう向き合う? シンパパが明かす娘の発育 一番の原因は“成長の証”を隠す風潮
ひとり親家庭が増える中、メディアで取り上げられることはまだまだ少ない父子家庭。しかしそこには特有の悩みがある。中でも1人で娘を育てる父親がぶつかる壁が、初経や初めてのブラジャーを着けるタイミングといった思春期の体の変化だ。異性である父親にとって“自分が通ってこなかった道”にどう向き合い、乗り越えるべきなのか。今では中学生の2人の娘と「一緒にナプキンを買いに行く」こともあると語るシングルファーザー・Kさんのケースを見ていこう。 【画像】38歳・松本まりか、高校生ぶりにブラジャー着用 15年ぶりの採寸「2カップあがってた」
■「男の子より女の子は難しい」思春期の娘に対するシングルファーザーの苦悩
中3の長女と中2の長男・次女(双子)を育てるシングルファーザーのKさんの最近の悩みごとは、「娘が何を考えているかたまにわからない時がある」ことだ。 「小学校の頃はなんでも相談してくれていたんですけどね。塞ぎ込んでいる娘に『どうした?』と聞いても『別に』と。かと思えば、翌日にはケロッとしていたりして。友人の女性からは『そのくらいの年頃の女の子はパパと話したくないこともある。健全な成長の証しだよ』と言われますが、自分が通ってこなかった道なので『男の子より女の子は難しい』と思うことはあります」(Kさん) 心も体も揺れ動きながら成長する思春期は、親にとっても子育ての壁にぶつかる時期。特に娘を育てるシングルファーザーにとって戸惑うのが、胸の膨らみや初経といった女の子特有の体の変化への向き合い方だ。Kさんの場合はどうだったのだろうか。 「娘たちはスポーツをやっているので、小学校高学年にはスポーツブラをしていました。ただ正直、僕はいつどのタイミングで“初めてのブラジャー”をつけたのか知らないんです。揃えてくれたのは一緒に住んでいる僕の母親。子どもたちにとってはおばあちゃんですね。たぶん娘たちから僕に言い出すのは恥ずかしいだろうと、母が気を遣ってくれたんだと思います。もしも母親が同居していなかったら──。それこそ“自分が通ってこなかった道”なので、どう対応していたか想像できません」(Kさん)