砂糖を一切使わない「発酵あんたい焼き」 伊勢志摩発祥「わらしべ」が販売
伊勢志摩発祥のたい焼きチェーン「わらしべ」本店(玉城町、TEL 0596-65-6820)が11月1日、砂糖を一切使っていない「発酵あんたい焼き」の食べ比べセットの販売を期間限定で始めた。(伊勢志摩経済新聞) 【写真】【その他の画像】伊勢志摩発祥のたい焼きチェーン「わらしべ」が砂糖を一切使わない「発酵あんたい焼き」新発売 同社は2009(平成21)年、たい焼き専門店として玉城町に1号店を出店。現在、三重県、愛知県、岐阜県で21店の「わらしべ」と、北海道、宮城県、東京都などで6店のたい焼き店、計27店を展開する。 同店のたい焼きは、三重県産の小麦「あやひかり」と北海道産のてんさい糖と小豆で炊いたあんで作る一番人気の「粒あん」のほか、「プリン」(以上220円)、チョコレートを入れ竹炭で黒くした「黒鯛(くろだい)」(250円)、あんの入っていない「あんなし」(150円)、「栗あん」(230円)などの季節限定品を店頭で焼いて販売する。 新商品の「発酵あんたい焼き」(320円)は、北海道産小豆と兵庫県産米、米こうじだけで作り、「こうじ菌の力で甘さを引き出した」という。「食べ比べセット」は発酵あんと粒あんのたい焼き各3個を箱に入れた6枚入りで、価格を1,570円に抑えた。 福田圭社長は「てんさい糖を使った粒あんも、体にいいものをという思いで完成させたが、発酵あんは色、つやの見た目も風味も、粒あんと変わらず、砂糖を一切使っていないのに粒あん並みの甘さ。砂糖を使わないでもおいしいたい焼きを作りたいと思っていた長年の夢がかなった」と話す。 福田社長は「『発酵あんたい焼き』は9月1日に販売を始めたが、とても評判が良く、2番人気のプリンたい焼きに迫る勢い。ほんのりとこうじの香りが優しく体に染み入るような味。食べ比べセットであんの甘さやおいしさを食べ比べしてほしい。健康や食に関心の高い人や発酵食品に興味のある人に食べてもらえれば」とも。 本店の営業時間は10時~17時30分。ネットショップでは「発酵あんたい焼き」1枚を340円で販売する。食べ比べセットの販売は11月30日まで。
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