連覇狙うBL東京は戦力充実 台風の目はW杯SO松田加入のトヨタ リーグワン21日開幕
ラグビーのNTTリーグワンは21日、4季目の開幕を迎える。12チームによる1部はレギュラーシーズン各18試合を行い、昨季より2増の6チームがプレーオフ(PO)に進む。今季から期限付き移籍(レンタル移籍)を導入。レンタル移籍を活用できるかが、優勝争いやPO争いに影響を及ぼしそうだ。 昨季王者のBL東京は戦力に大きな変化はなく優勝争いの筆頭にあげられる。日本代表で活躍したロックのディアンズや、世代交代の象徴的存在となったフッカー原田ら選手層も厚い。昨季MVPのSOモウンガも健在で、FWリーチが主将を務める。 2季連続準優勝の埼玉はチームの支柱だったフッカー堀江が現役を引退し、昨年のワールドカップ(W杯)日本代表で司令塔を担ったSO松田が移籍した。世代交代に成功できるかが鍵を握る。 台風の目となりそうなのが昨季7位に終わったトヨタ。松田のほか、日本代表CTBマクカランを獲得するなど補強を進めた。ニュージーランド代表前監督のフォスター氏が指導陣に加わり、FW姫野は「すべてがクリアになった。迷うことがない」と意欲十分だ。 昨季3位の東京SGは元日本代表SOの小野ヘッドコーチ(HC)が就任。南アフリカ代表のコルビら豪華なバックス陣をどう生かすか注目される。(石原颯)