PSYCHIC FEVER、海外での経験を重ねて作り上げたライブスタイル「その国ごとのカルチャーを学ぶのはすごく大事」
デビュー直後から活動の拠点をタイへと移し、半年間「武者修行」を行っていたPSYCHIC FEVER(サイキックフィーバー)。今、世界で急拡大している“T-POP”(=タイポップス)の熱を肌で感じた彼らの活動も、現在、東南アジア諸国やヨーロッパ、そして来年にはUSツアーが決定するなど世界へと広がっている。 【写真】小波津志、まだあどけなさが残るデビュー直後の思い出の1枚 デビュー当初から掲げている「世界に通用するグローバルアーティスト」という目標に着実に近づいている彼らの歩みを、T-POPの動向を注視している『Quick Japan』も注目。 タイのプロデューサー・NINOが手がけた新曲「TALK TO ME NICE feat .TAMP」(11月4日リリース)の話やこれまでの活動について、さらに彼らから見たT-POPシーンについて話を聞いた。
新たな表現に挑戦した新曲
──新曲「TALK TO ME NICE feat. TAMP」は、2024年5⽉から開催した『PSYCHIC FEVER ASIA TOUR 2024" HEAT”』で初披露された楽曲ですが、まずは制作についてお聞かせください。 JIMMY 実は、NINOさんが「BEE-PO」や「Love Fire」の制作で日本に来ていたタイミングで作った曲なので、僕らはゼロの状態から作っているんです。初めて聞いたとき、「TALK TO ME NICE」という言葉がすごく耳に残ったし、お客さんもそうなんじゃないかと思います。 中西椋雅(以下、中西) たくさんのフェスやイベントに出させていただくなかで、僕たちのことを知らない方も楽しめるような楽曲を作りたい思いがありました。ご一緒したTAMPさんはさまざまな言語が話せる方で、一緒に制作もして、お互いの強みを出し合うことができたと思いますし、新しいPSYCHIC FEVERをお見せできたらいいなと思っています。 ──ミュージックビデオでは、叫ぶシーンが印象的でした。 渡邉廉(以下、渡邉) 僕は、けっこうああいう表現が得意なんですよ。 剣 僕も得意ですけどね。 一同 (笑) 半田龍臣(以下、半田) たしかに(剣は)一発合格だった。 剣 「俺がやらな、誰がやる」の気持ちで、最初に撮りました(笑)。ダンスは僕たちの武器なので、それによって楽曲を表現するのは難しいことではないんですが、監督から「叫ぶ」という案が出たときは、戸惑ったところはあります。でも「叫び」は、気持ちの昂ぶりを表す最大の表現方法だと思うし、それを全員がMVで出しきることができました。 渡邉 振り付けも勢いがあってスピーディで、見ているだけで汗をかくくらい、熱さが伝わる作品になっています。 JIMMY 監督も新しくご一緒する方でしたし、振り付けは、椋雅くんのアイデアでJunna Yagiさんにお願いしました。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」も経て、グループのイメージが固まってきた時期だからこその新たなトライになったし、USツアーも決まって、本当にいいタイミングでリリースできることがうれしいです。ファンのみなさんは「リリースするまで長くない?」と思っているかもしれないですけど(笑)。