PSYCHIC FEVER、海外での経験を重ねて作り上げたライブスタイル「その国ごとのカルチャーを学ぶのはすごく大事」
世界をホームに。今は2.5合目
──USツアーの準備の進捗はいかがですか? 中西 セットリストやロゴも決まっていますし、大枠は決まってきました。 JIMMY リサーチしていると、「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」のほかに、意外と「BEE-PO」が人気みたいで。プロモーションでロサンゼルスに行かせていただいたときには「Love Fire」が人気だったし、NINOさんと一緒に作った楽曲の人気が高いんです。「Love Fire」を、アメリカの方が日本語で歌ってくれているのにはすごくびっくりしました。 ──何度かお話にも出てきましたが、やはり「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」はみなさんにとってひとつ大きな楽曲だったのではないかと思います。ここまでのヒットにつながった要因を、どう解釈しておられますか。 半田 リリースしてすぐに広まったわけじゃないし、海外からという感じでしたね。それも、ファンのみなさんの拡散によってという感覚です。 中西 どこか懐かしさのある2000年代風のサウンドで、ダンスもまねしやすく、幅広い世代の方が聞きやすい……いろいろな要素がつながったんだと思います。 剣 僕らの突破口になりました。「『Just Like Dat feat. JP THE WAVY』を聴きました」って言われてフランスに行ったときも、「パフォーマンスしてください」って言われたのは「BEE-PO」だったり(笑)。僕たちに興味を持ってくださるきっかけになった曲だと思います。 半田 扉を開いてくれる曲。 剣 フェスで歌うとすごく喜んでくださる方もいますし、ファッションも2000年代を意識したので、 パフォーマンスするときに緑のスタジャンを着るとすごく喜んでいただけるんですよ。エンタテインメントとして楽しんでいただいてるなと感じました。自分で見ても、あのジャケ写いいなって思いますからね(笑)。 ──世界をホームとして活動するなかで、使命のようなものは感じていますか。 小波津 それはないかもしれません。結成当初から夢見ていたグローバルでの活動を通して、今はただ、僕たちの楽曲を聴いてくださるみなさん、応援してくださるみなさんに音楽を届けたいと思っています。 ──今は「グローバルでの活動」という夢の、何合目まで来ていると感じていますか? WEESA え…ひゃく…10中ですか? 渡邉 (笑)。100でもいいよ、10のほうがわかりやすいかな? WEESA 10だと…2とかじゃないですか? 中西 わかる。俺も! 半田 うん、5は行ってない。 WEESA いや、やっぱり2.5にします。スペインに行くこととか、いろいろ決まっていることを考えると、2.5あたり。USツアーを完走したら、4。で、その過程でもしももっと曲を聴いていただけることがあれば、5になるかもしれない。感覚的な話ですけどね。ただ、10になることはないと思います。 中西 10になったら終わりよな。終わっちゃうし。 WEESA 完成することはないと思うので。 剣 うん。2.5、いいと思います!
文=新 亜希子 編集=梅山織愛