「私にとってあの子は特別」憎しみを向けられても…中野たむが語る“闇落ちレスラー”上谷沙弥への本音「ダンプ松本じゃなくて、長与千種にならなきゃ」
「ダンプ松本じゃなくて、長与千種にならなきゃ」
上谷の本当の気持ちはわからない。だが、中野はどんな思いも受け止めるつもりでいるという。 「そもそも、プロレスラーになりたくなかったって話ですか(笑)。私に人生狂わされたってことですね。じゃあ責任取るしかないですね。私にとって、上谷って特別なんです。プロレスを始めさせちゃった負い目がずっとある。プロテストの時、過呼吸になっている姿を見た。アイドルになりたかっただけなのに、痛くて辛くて、本当に申し訳ないな、という気持ちがあった。でも。始めちゃったんだから、スターになってもらわないと。プロレスラーとして成功できなかったら、私は上谷を一生養わないといけない。白いベルトを取られたけど、そこから最多防衛も達成して『ああ、よかった』と思えたのに……。全部ぶち壊した。また、振り出しに戻っちゃいましたね」 中野は誰よりも上谷を高く評価している。だからこそ、今の状況が歯がゆくて仕方ないという。 「上谷はもっと行けるよ。上谷沙弥はもっと行かなきゃいけない人でしょう。もう一つ殻を破れていない気がする。あんなに兼ね備えているのに。何かが足りないというか、方向が違うよねという感じですよね。本当の上谷はもっともっとすごいと思っています。『極悪女王』で言ったら、上谷はダンプ松本じゃなくて、長与千種にならなきゃいけない。みんななりたいんですよ。私もなりたかったけれど、長与千種になれなかったんです」 憎しみを向けられている相手に対して、こんな言葉も口にした。 「上谷はすごく繊細な子だから。大丈夫かなって、心配もちょっとあります」
中野たむが語った「これからのこと」
本人が明かしているように、中野には「プロレスを辞める」「辞めない」という葛藤があった。だが今は「いつ終わってもいい」と割り切って生きている。 「ケガするのが怖い。ケガさせるのも怖い。そんな恐怖があったから復帰しても低迷して、タイトル戦線から遠ざかっていた。今はそれがないので。自分の体がどうなってもいい。もし半年後にヒザが動かなくなったとしても、それでもいいと思っている。長くはできないと思います。無茶ばかりするし。短くても大きな花を咲かせて終わりたいですね。残り半年しかなかったとしても、1年でも。私はこの体を限界まで使う試合をしていきたい。命かけてもいいです」 中野は「長くやりたいと思ったことは1回もない」と断言した。 「いつも辞めたい、辞めるって言っていて(笑)。周りからも『長くは続かない』『すぐ辞める』って言われたんですが、体が丈夫なのかなあ、しぶとくやってますね。でも、年を重ねて続けることはできないかな。レジェンドの方たちは大きな花を咲かせたうえで長くやっているんで、それは素晴らしいことだと思うんですけれど。でも、打ち上げ花火って一瞬だからきれいじゃないですか。私はそういうプロレス人生を送りたいと思っている。短くても、たくさんの人の心にトラウマを残すような選手として(笑)」 ときには「これからの人生」について考えることもある。 「プロレスラーを辞めたら? 静岡とかの静かな場所で喫茶店をやりたい。温泉もあるでしょう。犬を飼って、看板犬にして、ナポリタン作って。ホットケーキの腕前は神ですよ。お店に出てくるフッカフカの分厚いヤツ作れます。フワフワのホットケーキが好きで、材料や作り方を研究していたんです。カレーも得意です。甘口カレーが好きではちみつとか牛乳を入れたりする。ナポリタンはまあ、人並においしい(笑)。あとピザトーストくらいかな、喫茶店のメニュー。常連さんばっかりで、旦那さんがいて、コーヒー淹れてくれて……。そういうの、いいですよね。今が生きるか死ぬかのような所にいるから。だからかな。そよ風が吹いて、白いカーテンが揺れていて、お花が植えてあって、水をやってみたいな(笑)。そんな生活に憧れます」
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