GILDAN、ディスカス、エコサイクルのスウェットを解説。アメリカのスウェットが持つ魅力
アメリカのスウェット自体は好きでも、その背景まで理解している人はどれほどいるだろうか? ▶︎すべての写真を見る 見た目だけではわからない、秘めたる真価を知れば、もっと欲しくなる!
年間販売数、7億枚!ナンバーワン・ボディブランド
カナダ・モントリオールに本拠地を置くものの、USブランドのイメージが強いギルダン。その理由は、Tシャツ&スウェットの売上高が北米No.1を誇り、とりわけプリント向けボディのシェアは70%にも上るなど、アメリカのライフスタイルに深く根付いているからだ。 創業は1984年、もともとは自社生産の生地でキッズ用の無地Tシャツを手掛けていたが、92年よりプリンタブルウェアへと軸足をシフト。 以降、低価格かつ高品質なアイテムにこだわり、ファッションブランドをはじめ、企業や飲食店のスタッフユニフォーム、PRノベルティ、スーベニア、名だたるミュージシャンのライブTシャツ、高校・大学のチームウェアなどに広く用いられてきた。 そして現在では60以上の国と地域で取り扱われ、年間販売数は7億枚を超える世界トップレベルのアパレルメーカーに。最高水準の安全な繊維製品の証しである「エコテックス スタンダード100」の認証も取得している。
サステナブルで賛同の輪を広げる次世代の注目株
LAのメーカー、USスタンダードアパレルによって2020年にデビューしたエコサイクル。 クオリティの高さに定評のあるスペインの紡績工場、ベルダ・ロレンズ社が開発したリサイクルコットン50%×オーガニックコットン50%の糸を全アイテムに使い、生地の編み立てから裁断、縫製、染色までをLAのファクトリーで一貫生産し、その名のとおり地球環境に配慮したプロダクトを提案している。 まだ歴史こそ浅いものの、サステナブルな活動に賛同したステューシーやユニオン、ガールズ ドント クライ、ラグジュアリーストリートの火付け役であるフィア オブ ゴッドといった人気ブランドをはじめ、ローカルのサーフショップなどもベースボディに採用。今後いっそう注目の存在となりそうだ。