あなたはポロシャツ派? モックネックシャツ派? 夏ウェアのこだわりをプロと識者に聞いた
いよいよ夏。夏物ウェアの準備はしていますか? 定番のポロシャツと、すっかり市民権を得た感のあるモックネックシャツ、あなたはどちら派?
●ポロシャツ派ですね 僕らが初めてポロシャツを着始めた頃は、ラコステに代表されるような袖がちょっと提ちょう灯ちんになったデザインが主流でした。ただ、それだとスウィングでちょっと二の腕が窮屈になるんですよね。最近では、袖を断ち切ったままのデザインが多くなった気がします。生地の素材は、プレー中は化繊オンリー。僕はデブで(笑)すごい汗っかきなんですよ。プレーすると、3ホールごとに着替えなきゃいけないくらいビショビショで、重くなってしまいます。なので、プレー中は濡れてもすぐ乾く化繊が一番。 ただゴルフ場の行き帰りは純綿です。提灯袖も着ますよ。肌触りに関しては100%コットンに限ります。ちなみに、プレー中、ポロシャツの下に下着は一切着ません。1964年生まれの僕らの時代から下着は着なくなりました。僕らの下の時代、たとえば丸山茂樹ぐらいの世代だと、アンダーウェアって持っていないのじゃないですか? 化繊のウェアを着ていて綿の下着を着ていれば、汗を乾かす機能はなくなりますよね。(タケ小山、テレビ解説者・プロゴルファー) ●モックネックシャツはファンデーションが付いてしまう モックネックシャツは脱ぎ着の際、襟周りにたいていファンデーションが付いてしまうのがイヤ。ポロシャツは全部ボタンを外せばその心配は無用です。ただ、首の日焼け対策やしわ隠しにはモックネックシャツもありかと思う。(50代女性、大阪府) ●何を着るかなんてささいなこと 100%コットンのポロシャツですね。袖がどうの、デザインがどうのは考えず、そこにあるポロシャツを着てプレーします。純綿がいいのは肌触りがいい、その1点だけです。最近は、ケミカル(化繊)で、涼感がするとか、汗がすぐ乾くとか言われていますが、今、僕が住んでいる八ヶ岳は、温暖化で夏が暑くなったといっても、日陰はまだ涼しく汗も乾きやすいですから。ただ日が照るフェアウェイでなく、日陰のラフに打つコントロールショットが必要ですが(笑)。 まあしかし、本音をいえばポロシャツでもモックネックとやらでもどっちでもよろし。三国志、曹操のセリフをもじって「酒に向かえば吟うべし。(ゴルフに向かえば戯れるべし)。人生いくばくぞ」。何を着るかなんてささいなこと、自分が楽しめれば良し。それがゴルフの神髄ではなかろうか。(川上健一、作家)