東大・安冨教授、れいわ新選組から参院選出馬(全文3)高度成長の本質は引っ越し
政治団体「れいわ新選組」の山本太郎代表は6月27日午後、記者会見を開き、参院選の公認予定候補者として東大教授の安冨歩氏を発表した。 【動画】「れいわ新選組」山本太郎代表、参院選の候補予定者を発表 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「れいわ新選組」山本太郎代表、参院選の候補予定者を発表」に対応しております。 ◇ ◇
年金に対する考えも教えてほしい
東京新聞:年金も、お願いします。 安冨:ありがとうございます。そもそも年金があれば老後を安心して暮らせるっていうような立て付けになってないですよ。要は掛け金に対して返ってくるお金ですから、私はそう思ってるんですね、年金っていうシステム自体が。 年金自体は賦課方式を採用していますよね、要は、現役の人たちが今の高齢者を支えるっていう。けれどもこれだけ少子化が加速しているっていう状態で、年金を維持させるつもりがもともとの政治にずっと歴代なかったっていうことですよ。そうなりませんかね。賦課方式を維持していくためには、当然、少子化にならないような施策が打たれる必要があったっていうことですね。でも今の少子化の状況を見れば、政治はそのことを怠ってきたと。そう考えるならば、年金という制度自体を考え直す必要があるだろうと思います。 年金という制度に関して、今、足りない部分に関しては、積立である150兆円以上のものを切り崩していきながら足りない、今現に生活していく上で足りないっていうところに上乗せをしていくっていうことがあると思うんですけれども、制度自体はもう変えていくべきだろうと。生活保障制度的なものを適用する必要があると思います。生活保護であるならば、ほとんど自分が何もかも失うという状況を申告しない限りは生活保護を受けられない。 でも、これだったらまたそこから生活保護を利用し、そこからまた立ち上がるために時間が掛かるんですね。なので、全世代横断的に生活保障制度を利用できるようにし、例えば家賃分、家賃分支払うのが厳しいんだっていうんであれば、住宅扶助を出すようにするとか。個別具体的に足りない部分を生活扶助を出すとか、医療扶助を出すとかっていうような形の、要は生活保護を分けて受けられるような形の生活保障制度。もちろん全てないという方に対しては全てのサービスが受けられるような形。高齢者だけじゃなくて、全世代型に対してそういうような生活保障制度が必要だろうと。そういうものをれいわ新選組としては求めていく、そして形にしていくということを考えています。 東京新聞:ありがとうございます。 山本:ほかございますか、すいません。初めての方、じゃあその後ろの方、すいません、ありがとうございます。そのまま手をあげておいてくださいね、マイクフォローします。