自宅療養の新潟市長、3カ月ぶりに本格復帰 9月に体調不良 市議会で病状説明
9月に体調を崩し、主に自宅療養していた新潟市の中原八一市長(65)は3日、市議会の全員協議会に出席し、自身の体調について「めまいや頭痛、不眠などの症状が改善せずに疲労が蓄積していき そのことによって症状が悪化するという悪循環に陥った」と説明した。中原氏は市議会9月定例会を全て欠席するほど体調が悪化し、議会でも市政トップの健康状態を不安視する声が出ていた。 中原氏は、市民の代表である議会などに迷惑をかけたとの理由から、自身の給与減額を表明。具体的な金額や期間はこれから検討するとした。 中原氏によると、11月中旬から症状が少しずつ回復し、担当医とも相談の上、3日から始まる12月定例会に自身で対応することを決めた。年末年始などの行事は、体調をみながら出席の可否を判断するという。 中原氏は9月4日、姉妹都市の仏ナント市に向かう直前に、都内で体調を崩した。その後、自宅療養を続けながら、電話やメールで副市長らに業務指示を出していた。 同月20日には、9月定例会の欠席をわびるとともに「今後3週間程度休養、加療を続ける」とのコメントを発表。さらに10月11日には、「医師と相談し、今後もしばらくの間、療養を続ける」とのコメントを出していた。11月に入り、体調と相談しながら短い時間登庁し、復帰に向けた準備をしていた。