「イプサ」 ”ザ・タイム R アクア“の軌跡 大型CMなし、口コミだけで年間累計販売300万本
大型広告を打つことなしにベスコス通算135冠
現在では“ザ・タイムR アクア”初代の愛用者が肌あれに悩む息子やパートナーに手渡すなど、夫婦や2世代にわたるファンも増えており、そんな“家族使い”も浸透しつつある。そんなロイヤリティの高いリピーターに支えられ、“ザ・タイムR アクア”はテレビCMなど大型広告を打つことなく、2024年上半期時点でベストコスメ通算135冠を獲得。さらに、23年度は国内のほか、アジア各国を含めて年間販売個数が約300万本を達成した。ブランド内ではスキンケアの売り上げのおよそ半分を“ザ・タイムR アクア”が占めるという名実ともにアイコニックな存在を確立した。
現行品が発売されて、今年で10年。現在は「近い将来のリニューアルに向けて、鋭意研究に尽力している段階」(菅野麻沙未「イプサ」PR)という。水の層で肌表面を包み込むという現行品のテクノロジーが、どの方向性で進化を遂げるのか。温暖化とともに乾きが悪化していく肌にいかにアプローチするのか。その新たな技術に期待が膨らむ。