【蒲郡ボート・GⅢQCシリーズ】勝浦真帆がV「時間がかかったけど今年は優勝できたし流れが良かった」
ボートレース蒲郡のプレミアムG3「クイーンズクライマックスシリーズ」は31日、11Rで優勝戦が行われ、1号艇の勝浦真帆(28=岡山)が逃げ快勝。初優勝の地で2回目のVを飾った。 勝浦のスタート展示の踏み込みはコンマ12。絶妙のタイミングだが2コースの実森美祐(F+03)にジカまくりを食らいそうな隊形だ。しかし、これに動揺することなく本番でも「自分の勘を信じて行きました」とスタート展示とほぼ同じコンマ11のトップスタート。守屋美穂のまくりも実森の差しも寄せつけない完勝劇だった。 優勝戦当日は5Rから安定板を装着するほどの強風に見舞われたが、今節一番の旋風を起こしたのは勝浦自身だった。61号機をぬかりなく仕上げ〝ちぎっては投げ、ちぎっては投げ〟の快刀乱麻。中でも4日目、前後半とも4コースからの連勝でVへの流れをたぐり寄せた。 今節は寺田千恵、田口節子、高田ひかるといった銘柄級が予選落ちするなど〝次の世代〟の台頭が目立ったが、勝浦も次世代の中心メンバーになる資格は大ありで、1月からはA2昇級が待っている。「時間がかかったけど、今年は優勝(10月蒲郡=初V)もできたし流れが良かった。今までやってきたことを、変わらずやって行きたい」。新たなスター誕生の予感が濃厚に漂う。
東スポWEB