<頂きへ!・センバツ2023大垣日大>選手紹介/4 /岐阜
◇選球眼と勝負強さ武器 山内伊織外野手(1年) 接戦となった昨秋の県大会3回戦では、途中出場ながら終盤に外角低めの直球をすくい上げて貴重な適時打とし、勝利につなげた。準備を怠らず、積極的に打てることが強みだ。主に右翼を守る。 先発出場でもベンチスタートでも、相手投手をしっかり見る。特に自分と同じ1年生の他の打者への攻め方を観察し、打席で配球を読む。「最近は選球眼も良くなった」と感じ、初球から打つ構えを取りながら、際どいコースは自信を持って見逃せるようになった。 センバツ出場が決まった日、地元の中学校の同級生たちからお祝いと活躍を期待するメッセージが続々と届いたのがうれしく、力になった。美濃市出身。好物は母が作る具だくさんの豚汁。 ◇けが中も筋トレで強化 榊原大地外野手(2年) 山道での走り込みなど、厳しい練習を続けることができたのは「周りの部員も頑張っていて、自分も負けたくないと思ったから」。主に外野を守り、どっしりとした下半身から力強い打球を放つ。 昨年12月半ばに膝を痛め、思うように走ることができなかった。それでも胸筋と腕を中心にトレーニングを重ね、ノックのサポートに入った際は、チームの成長につなげようと積極的に声を出して盛り上げた。 大垣日大の選手たちが甲子園で楽しそうにプレーする姿をテレビで見たのを機に、進学した。 帽子のつばの裏に記す言葉は「我武者羅(がむしゃら)」。息抜きは映画と漫画。富山市出身。好物は「母が作る料理は何でも」。 ◇強打の次期エース候補 権田結輝内野手(1年) 昨秋は主に左翼を守りながら投手も務め、県大会決勝では先発した。今は次期エース候補の1人である一方、練習では本塁打を放つなど打撃も光る。 ただバッティングは納得できていないといい、バットの軌道をイメージし、スローボールを引き付けて打つ練習を繰り返す。三塁のノックやピッチング練習もあるため、時間を効率よく使うことを意識し、手を抜かない。阪口慶三監督は「毎日楽しそうにプレーしており、感心して見ている」と語る。 体重は昨秋から5キロ増やし75キロ。堂々としたマウンドさばきに加え、攻撃では脅威の2番打者だ。「制球を良くし、もっと外野を越える打球を放ちたい」。愛知県豊川市出身。好物はオムライス。=随時掲載