1人暮らしなら「米」より「餅」がコスパ良し!? メリット・デメリットや食費について比較
米と餅、コストパフォーマンスが良いのはどちらだろうかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。餅は腹持ちが良いため、米よりも餅を食べたほうがコスパは良さそうなイメージもあります。 そこで本記事では、1人暮らしの場合に米と餅では1ヶ月の食費がどのくらい異なるのか計算してみました。また、米と比べた餅のメリット・デメリットなども紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
米と餅、1ヶ月でどれくらい食費が異なる?
米と餅では、1ヶ月食べ続けるとどのくらい食費が変わるのでしょうか。1日3食で毎食ごはんを1杯食べ続けた場合と、切り餅を2個食べ続けた場合で比較してみました。 総務省統計局の調査では、2024年1月の米5kgの価格は2283円、餅1kgは784円です。1g当たりの金額は米が2283÷5000=0.4566円、餅が784÷1000=0.784円で、餅のほうが約1.7倍高くなります。 次にごはん1杯の重さは約150gで、炊飯前の精米に換算すると約65gです。切り餅の重さは1個約50gのため、2個なら約100gです。 1ヶ月(30日)分の重さは米が65×3×30=5850g、餅が100×3×30=9000gです。金額にすると米は5850×0.4566=約2671円、餅は9000×0.784=7056円になります。つまり、餅の食費は米よりも約2.6倍も高いという結果が出ました。
餅のメリット
コストだけで比較すると餅は米よりも劣る結果でしたが、餅には米にはないメリットがいくつかあります。餅のメリットを紹介します。 ■餅は手軽に食べられる 米は食べようと思うと炊飯の手間がかかりますが、餅はオーブンや電子レンジで数分調理するだけですぐに食べられます。スポーツ選手の中には、腹持ちがよいことも併せて、餅を好む人も少なくないようです。 ■餅は腹持ちがよい 餅を食べるとおなかがすきにくいと感じた経験をもつ人は多いのではないでしょうか。これは気のせいではなく、実際にそのような効果があります。 米のデンプンはアミロペクチンが約80%、アミロースが約20%であるのに対して、餅はアミロペクチンがほぼ100%です。アミロペクチンが多いと消化酵素が浸透しにくく胃腸にとどまる時間が長いため、餅は腹持ちがよくなるのです。