1人暮らしなら「米」より「餅」がコスパ良し!? メリット・デメリットや食費について比較
コスト以外の餅のデメリット
次にコスト以外の餅のデメリットを挙げてみましょう。 ■餅は太りやすい? 餅は太りやすいイメージをもっている人もいるかもしれません。しかし、ごはん1杯のカロリーは234kcal、切り餅2個が223kcalのため、両者のカロリーはほぼ同じです。 太りやすいイメージは、ついつい食べる量が増えがちな点や砂糖など糖質と合わせることが多い点などが理由とされています。雑煮にするなどで、野菜や肉と一緒に食べると食べ過ぎになりにくくなりおすすめです。 ■窒息事故に注意 正月になると毎年のように餅を喉に詰まらせる事故が発生しています。これは温かい状態では柔らかく付着しにくい餅が、口の中で温度が40度程度まで低下すると硬くなり付着しやすくなることや、高齢になりかむ力が弱くなることなどが原因のようです。窒息事故を防ぐには餅の大きさを詰まらせない程度まで小さくしたり、喉をよく潤してから食べたりする必要があります。
まとめ
米と餅を比較すると、コスト面では餅のほうが劣るという結果が出ました。しかし、餅には手軽に食べられる点や腹持ちが良い点など、米にはないメリットもあります。コストの安い米と手軽に食べられる餅、両者のメリットを食生活に生かしていきましょう。 出典 総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)主要品目の東京都区部小売価格【2023年1月~2024年1月】 文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂) 執筆者:山根厚介 2級ファイナンシャルプランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部